ワシントン戦の勝利に自信を示すカウボーイズHCマッカーシー
2021年12月10日(金) 11:44レギュラーシーズンが残り5試合となる中、ダラス・カウボーイズは後続と2勝差をつけてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のトップに立つ。
現地12日(日)の試合でディビジョンライバルのワシントン・フットボール・チームに勝利すれば、カウボーイズの地位は安泰と言える。木曜日にニューオーリンズ・セインツを下したカウボーイズは連敗を2でストップすることができ、ヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーはチームに巡ってきたチャンスに前向きのようだ。
「われわれはこの試合に勝利する。私にはその自信がある」とマッカーシーHCは木曜日に述べている。
このような宣言はマッカーシーHC率いるカウボーイズと対峙する者たちを怒らせるかもしれないが、マッカーシーHCはそれをものともせず、自分のチームに自信を持っていることを遠慮なく示した。
「私になんて言えというんだ?」と『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のマイケル・ゲールケンに問いかけたマッカーシーHCは、「今まで出場したすべての試合に私は勝つつもりで臨んできた」と続けている。
11月後半に2連敗を喫したものの、カウボーイズは今シーズンに参加した試合の3分の2で勝利を収めている。6勝10敗に終わった2020年に比べるとチームは見事な復活を見せており、プレーオフでも勝ち進む可能性がある。
一方のワシントンは2年続けてポストシーズンに進むことだけに集中している。一時は2勝6敗だったチームは4連勝を挙げ、接戦に強いことを証明してきた。この4試合のうち3試合は1ポゼッション差で試合を制している。
ワシントンが対戦するのは去年とはまったく違う強豪チームだ。カウボーイズはオフェンスで総合1位、スコアで2位、パスヤードで4位、ランヤードで6位につけている。今週末にライバルを倒すためにワシントンは死力を尽くし、なんとかしてワイルドカード戦線に踏み留まらなければならない。
6勝6敗のワシントンはこれ以上試合を落とすわけにはいかない。だが、確実な勝利などないことはワシントンも百も承知だ。『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』のニッキージャブヴァーラに「この世で確実なのは死と税金だけだ」と話したディフェンシブタックル(DT)のジョナサン・アレンがそれを最も言い得ている。
日曜日にワシントンはマッカーシーHCに発言を後悔させたいと思っていることだろう。マッカーシーHCは首都ワシントンに漏れのない税務申告書ならぬ、隙のないチームを引き連れていかなければならない。
【R】