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ライオンズ戦で亡きデマリウス・トーマスに追悼を捧げるブロンコス

2021年12月12日(日) 21:16


デンバー・ブロンコスのデマリウス・トーマス【AP Photo/David Zalubowski】

現地12日(日)、エンパワー・フィールドはデンバー・ブロンコスとそのファンにとってエモーショナルな舞台となるだろう。元ワイドレシーバー(WR)デマリウス・トーマスの突然の訃報に誰もが心を痛める中、チームはトーマスに心から追悼の意を表している。

ブロンコスの選手たちはライオンズ戦でトーマスの背番号である“88”番のステッカーをヘルメットにつけ、サイドラインには“88”をモチーフにしたロゴが描かれる。また、国歌斉唱の前には追悼映像の放映と黙祷が予定されている。

加えて、リング・オブ・フェイムプラザにある馬の彫刻の元には記念碑が設置され、ファンは現地時間午前10時から偉大なフランチャイズ選手に敬意を表することができる。

トーマスはチーム史上最も愛され、功績を残した選手の一人であり、レシーブヤード(9,055)とタッチダウンキャッチ(60回)でチーム歴代2位の成績を誇る。プレーオフではキャッチ53回とタッチダウン6回を記録しており、これを超える選手はブロンコスにいない。第48回スーパーボウルではスーパーボウル史上最多となる13回のキャッチをマークした。

2010年ドラフト1巡目でブロンコスに指名されたトーマスは、プロボウルに4度の選出を果たしている。第50回スーパーボウルでの優勝を含め、9年間の在籍中に5回のプレーオフ進出に貢献した。2011年のワイルドカードラウンドの延長戦で元クオーターバック(QB)ティム・ティーボウから80ヤードのタッチダウンキャッチを決めてピッツバーグ・スティーラーズを打ち負かしたシーンは、リーグのプレーオフを象徴する映像のひとつとして残っている。

木曜日に届いた33歳のトーマスの訃報はフットボール界に衝撃をもたらした。

【RA】