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WRフィッツジェラルド、カーディナルスWRホプキンスの負傷にも復帰を検討せず

2021年12月22日(水) 12:04

ラリー・フィッツジェラルド【NFL】

ラリー・フィッツジェラルドが公式に引退の意向を表明したことはない。しかし、将来の殿堂入りが確実なワイドレシーバー(WR)は今のところ、スーパーボウルに挑むべくシーズン終盤に登場するプランを立ててもいないようだ。

アリゾナ・カーディナルスはスターレシーバーのディアンドレ・ホプキンスを膝の負傷で失った。ホプキンスはレギュラーシーズンの残る試合を逃し、1月のかなりの部分で出場不可となる見込みだ。フィッツジェラルドと共にポッドキャストの番組を持っているタンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディも、プロボウルに選ばれたレシーバーであるクリス・ゴッドウィンをシーズン第15週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそふくじんたい)の断裂で失っている。

しかし、こういった状況もフィッツジェラルドをカムバックへとかきたててはいない。

『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』のポッドキャスト“Let’s Go!(レッツ・ゴー!)”で今季中の復帰を考えているか問われたフィッツジェラルドは、推測を断ち切った。

カーディナルスの公式チームサイトによれば、フィッツジェラルドは「俺にとって、その面では何も変わっていない」と答えたという。

38歳のフィッツジェラルドはシーズンが始まる前から半ば引退したような状況にあった。8月にはプレーする“衝動”はないとしつつも、正式にプレーの可能性を否定してもいない。一つの考え方としては、カーディナルスがプレーオフにコマを進め、スーパーボウルのチャンスがある状態でWRを必要としていたならば、フィッツジェラルドが最後の出撃準備を整えるかもしれない。

10勝4敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区をリードするカーディナルスは、壮大な破綻でもない限りポストシーズンを逃すことはないはずだ。そして、“ヌーク”ことホプキンスはしばらく戦線を離れることになる。こういった状況の中でフィッツジェラルドが戻ってこないならば、おそらく引退は正式なものになるだろう。

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