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初見で衝撃を受けたOTエヴァン・ニールをジャイアンツが獲得して「うれしい」とRBバークリー

2022年05月05日(木) 19:42

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【Cooper Neill via AP】

セイクワン・バークリーにはニューヨーク・ジャイアンツのスターランニングバック(RB)になれることを証明する時間がもう1シーズン残っている。

彼のために道を開いてくれるオフェンシブタックル(OT)エヴァン・ニールが全体7位指名でアラバマ大学からやってきた。201cm、153kgというニールの衝撃をすでにバークリーは味わっている。

「エヴァン・ニール、彼はフィジカルの見本みたいなものだ」とバークリーは現地3日(火)、『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』に話している。「ドラフトトップ30訪問のときに来ていたんだ。ドラフト候補たちがみんな俺のロッカー付近にいてさ。彼もそこにいて、何てこった、誰だこいつは? って感じだったよ」

「彼を見たら、チームが指名したとしてもおかしくはないなと思った。あの順位(全体7位)とは思わなかったけど、すごいことだ。彼がうちのチームに来てくれて良かった」

ジャイアンツがオフェンシブラインで助けを必要としていることはここしばらく明らかだった。彼らは2020年の1巡目を使ってジョージア大学のアンドリュー・トーマスを指名し、マーク・グロウィンスキー、ジョン・フェリシアーノという2人のベテランインテリアブロッカーと契約。そして1巡目の2つ目の指名権を使ってニールを獲得した。

最初の指名権は最も優れた候補に使われている。オレゴン大学のディフェンシブエンド(DE)ケイヴォン・ティボドーだ。その2人あとでジャイアンツは2022年の候補生の中でベストタックルとの呼び声も高かったニールを指名した。

「彼らは素晴らしい才能の持ち主だ」とバークリーは言う。「ランニングバックとして俺は勝手ながら個人的にすごく期待している。6フィート7インチ、350パウンドのラインマンが助けてくれるんだからな。俺だけじゃない、クオーターバックもだし、オフェンス全般が助けてもらえる」

バークリーにとって重要なのは最後の部分だ。ニューヨークは最近のシーズンでクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズをうまく守れず、彼が長期的なジャイアンツのQBになれることを証明するための進歩と能力を妨げている。ラインの強化は新ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンにとって一番のプライオリティーだった――たとえティボドーの次だったとしても。

ニールが加わる影響はジョーンズだけにとどまらない。ジョーンズと同様、バークリーもルーキー契約の最終年に入ろうとしているが、彼はここ数年ジョーンズ以上にケガの運を欠いており、キャリアのこの段階で自分の価値を確立しているとはとても言えない立場だ。

ニールをはじめとして、ジャイアンツのオフシーズンの動きが自分たちの運命を好転させてくれることを、彼もジョーンズも願っているだろう。何かあるとすれば、ニールは確かに来た瞬間から存在感を放つということだ。その大きさをニューヨークで成功に変えられるかどうかが見ものだ。

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