ペイトリオッツがQBジャレット・スティッドハムをレイダースにトレード
2022年05月13日(金) 00:28キャリアを通じたパスアテンプトが48回であるクオーターバック(QB)ジャレット・スティッドハムが西へ向かう。
ニューイングランド・ペイトリオッツがスティッドハムと7巡目指名権をラスベガス・レイダースに送り、引き換えに6巡目指名権を得ると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
ペイトリオッツが2019年ドラフトの4巡目指名権を使って獲得したスティッドハムは、過去3年の大部分をチームが自分より優先したパサーたちの後ろで過ごした。QBトム・ブレイディのニューイングランドでのラストシーズンだった2019年にルーキーだったスティッドハムは、2020年にブレイディがチームを去るときに先発の役割を引き継ぐも可能性があると思われていた。
しかし、ペイトリオッツはキャム・ニュートンと契約したほか、ブライアン・ホイヤーとも再契約を結ぶ。それにより、2020年シーズンのスティッドハムの役割はナンバー2、およびナンバー3クオーターバックにとどまった。その1年後、ペイトリオッツはドラフト1巡目でQBマック・ジョーンズを指名。トレーニングキャンプを終えたジョーンズは先発職を手に入れ、ホイヤーがそのバックアップに据えられている。スティッドハムはオフシーズンに行った背部の手術から次第に復帰したものの、2021年シーズンを通じて登場することはなかった。
ペイトリオッツが2022年ドラフトの4巡目でウエスタンケンタッキー大学のQBベイリー・ザップを指名したとき、スティッドハムが他の若く有望な選手と差し替えられることが、傍目に明らかになっていた。
スティッドハムはよく知るコーチの元で再スタートを切る。レイダースのヘッドコーチ(HC)はかつてペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)を務めていたジョシュ・マクダニエルズであり、スティッドハムのチーム移行はやりやすくなるはずだ。スティッドハムにはこれまでで最も印象的なシーズンをレイダースで終えたベテランQBデレック・カーの後ろで学ぶ機会もあり、他にはニック・ムレンズ、ギャレット・ギルバート、チェイス・ガーバーズがロースターにいる。すべてが順調に進めば、スティッドハムはラスベガスで長期的なバックアップとしての役割を得ることができるだろう。
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