プレシーズンは通常、歴史的な記録を打ち立てることを目指す場ではないが、ボルティモア・レイブンズにとっては違う。レイブンズはリーグ記録となるプレシーズン21連勝を目指し、現地21日（日）に行われるアリゾナ・カーディナルス戦に臨もうとしている。

その記録に対しては、あきれた顔をする人もいれば、称賛する人もいるだろう。カーディナルスのヘッドコーチ（HC）クリフ・キングスベリーは後者のようだ。

『AZCardinals.com』のダレン・アーバンによれば、キングスベリーHCは今週、「それは彼らの文化の一部だ。“これらの試合に勝つぞ”と言いながら、レギュラーシーズンにつなげていく。私はそのアプローチを尊敬している。明らかに、あのチームは信じている。彼らはリーグで最も成功しているフランチャイズの1つだ。全力でかかってくるだろう」と述べたという。

他の先発選手と同様に日曜日の試合には出場しないものの、キャリア最初の3年間をレイブンズで過ごしていたワイドレシーバー（WR）マーキス・ブラウンは、プレシーズンにおけるレイブンズの勝利の流れを十分に理解している。

「彼らは真剣にやろうとしているし、俺たちもここで真剣にやろうとしていると確信している」とブラウンは語った。

日曜日の試合では、過去にレイブンズに所属していて、現在はカーディナルスの3番手のポジションを確保しようとしているクオーターバック（QB）トレース・マクソーリーが試合の大半で出場する可能性が高い。ワイドレシーバーから負傷者が相次ぎ、すでに不安定な状態になっていることを受けて、レイブンズも出場させる選手を調整するはずだ。

レイブンズは2015年から2021年にかけて一度もプレシーズンゲームで負けておらず、先週に行われた試合でグリーンベイ・パッカーズが1959年から1962年にかけて達成したプレシーズン連勝記録を抜いて現時点で20連勝している。

次にこの連勝記録をストップさせようと試みるのはカーディナルスだ。

【RA】