パンサーズQBコラルがリスフラン関節を負傷、シーズン終了の可能性も
2022年08月21日(日) 09:15カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)マット・ルールが現地20日(土)、クオーターバック(QB)マット・コラルが金曜夜に敗れたニューイングランド・ペイトリオッツ戦でリスフラン関節を負傷し、コラルの荒れたプレシーズンが早々に終了したと思われると明かした。
試合中に足を踏まれて負傷したコラルは、X線検査を受けるために試合の途中でフィールドを離れている。検査の結果、ケガの状態が判明し、ルールHCは“深刻な”ケガであるため、シーズン終了になる可能性もあると説明した。
プレシーズンの序盤2試合におけるコラルの精彩を欠くパフォーマンスはスタッツにも反映されている。金曜日の試合はパス15回中9回成功、58ヤードという記録で、ターンオーバーをかろうじて避けていた。ワシントン・コマンダースに勝利したプレシーズン第1週の試合で4番目かつ最後のクオーターバックとしてプレーしたときは、9回中わずか1回しかパスを成功させられず、11ヤードという成績だった。
ミシシッピ大学出身のコラルは今年4月に行われたドラフトで全体94位指名を受けてパンサーズに入団。しかし、チームがQBベイカー・メイフィールドを獲得したことでデプスチャートでは下位に位置している。さらに、せいぜいベンチで控える程度の役割しか得られない運命だった彼のルーキーシーズンは、足を負傷したことで終了する可能性が高い。
「彼のことを思うと残念だ。うちの選手がケガをしているのはいつだって嫌なものだ」とコメントしたルールHCは次のように続けた。「彼もいいプレーをしていたと思う。あの場面では“観客がいる、ノイズが聞こえる”ということを感じてほしかったから、待機させた。しかし、序盤では本当にいい兆候が多く見られたと思う。何人かオープンになっている選手を見つけ、良い動きをしていた」
「マットの闘争心が旺盛だというのは分かっているし、これは成長のための1年だ。足のケアとクオーターバックとして必要なことの両方に打ち込まなければならない。いつか彼が振り返ったときに、ありがたいことだったと言えるといいのだが、今の彼を思うと残念だ」
【RA】