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LBレナードが復帰時に万全を期している可能性は低いとコルツHCライク

2022年08月20日(土) 17:35


インディアナポリス・コルツのシャキール・レナード【Steve Luciano/AP Images for NFL】

インディアナポリス・コルツのスターラインバッカー(LB)シャキール・レナードは6月に背中の手術を受けたところであるにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクはレナードがシーズン第1週に間に合うと楽観視している。

しかし、ライクHCは現地18日(木)、シーズン初戦に出場できたとしても、レナードが全力でプレーできる可能性は低いと認めた。

『ESPN』のスティーブン・ホルダーによると、ライクHCは「出場許可が下りても、まだ100%の状態ではないだろうし、完全復帰に向けて努力しなければならないだろう」と述べたという。「これは誰もが経験してきたことだ。偉大な選手はみんな経験している。2008年にペイトン(マニング)が膝のケガを抱えたまま序盤の4試合に出場したとき、抜け殻みたいになっていたのを覚えている。それでも、われわれは試合に勝つ方法を見つけた。彼はシーズン第5週か第6週あたりで調子を取り戻すまでに、勝てるフットボールをする方法を見つけたのだ」

「だから、いつ(レナードが)復帰しても、同じような状態になるのではないかと思っている。彼は100%の状態ではないと感じたり、まだ完全に回復していないと感じたりしながらも、どうやってプレーしていくのかを考える必要がある。だが、どうすれば勝てるフットボールができるのかを私もまだ考えなければならない」

レナードはコルツの守備陣にとって要となる存在だ。2018年以降に、サックもインターセプトも10回以上マークしたのはレナードしかいない。レナードはこの間にインターセプト11回、ファンブルフォース17回、パスディフェンス30回を記録してオフボールラインバッカーの中でもトップクラスの成績を収めている。また、レナードはキャリア最初の4シーズンのうち3シーズンでオールプロのファーストチームに選出された。スーパーボウル時代に入ってからキャリアスタートでこの回数を上回るのは殿堂入りを果たした元LBローレンス・テイラーだけだ。

ライクHCにとってレナードがフィールドにいることは、100%の力を引き出せなかったとしてもフィールドにいないことよりもずっと望ましいのだろう。とはいえ、背中のケガは長引くものだ。2022年シーズンは万全な状態ではなかったとしても、カバレッジスキルを備えたタックルの名手はスーパーボウルを目指すコルツを支えることを期待されている。

【RA】