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カウボーイズ戦第4クオーターのドロップについて「自分を責め続けている」とジャイアンツWRゴラデイ

2022年09月28日(水) 10:58

ニューヨーク・ジャイアンツのケニー・ゴラデイ【AP Photo/Steve Luciano】

ニューヨーク・ジャイアンツがダラス・カウボイーズに23対16で敗れた試合で、ワイドレシーバー(WR)ケニー・ゴラデイにビッグプレーを決めるチャンスがめぐってきた。だが、彼はそれをドロップしている。

ビッグブルーが7点差で負けていた第4クオーターに、クオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズは次の第1ダウンをランでコンバートする余裕を持たせながら、第3ダウンでゴラデイにパスを出したところ、高給取りのワイドアウトはボールをファンブルしてしまった。

「一度だけ逃したあのチャンスを取り戻したい」とゴラデイはチームの記者団に話している。「俺は焦ってしまった。チームのためにプレーを決めてボールを進めたいと思っていた。それが、ボールをしっかりキャッチする前に走り始めてしまったんだ。それ以上に説明のしようがない。こういうのは許されない。特に、ジョーンズが必死にボールをつなごうとして、フットボールの試合に勝つためにあらゆることをやってくれているというのに。俺はこういうプレーを決められる選手になりたい。だから、あれは俺の責任だ。第3ダウンでは許されないミスだ」

シーズン第2週は2回のスナップにしか参加していないゴラデイは、WRのワンデール・ロビンソンとカダリウス・トニーが二人ともインアクティブとなる中で現地25日(日)の試合では67回中22回のスナップでプレーした。ゴラデイは3回ターゲットになったが、キャッチは0回に終わっている。

ゴラデイは前半にもビッグプレーを決められる可能性があった。第2クオーターの終盤で迎えた第3ダウン残り13ヤードの場面でゴラデイがキャッチを決めていれば、ジャイアンツはフィールドゴール圏内に到達していただろう。だがこの時、カウボーイズのコーナーバック(CB)トレボン・ディグスとジャイアンツのWRスターリング・シェパードが衝突した際にパスインターフェアランスがあったと判断され、プレーは無効となった。

ニューヨークでは厳しい目で見られているゴラデイにとって、この第4クオーターのドロップはビッグブルーでの彼を象徴するようなプレーと言える。

「悔しくてたまらない。自分を責め続けている。あのチャンスを取り戻せたらと思っている」とゴラデイは述べた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に報じたところによれば、このまま状況が改善しなければチームはゴラデイをトレードする可能性があるが、その場合、ジャイアンツがゴラデイの契約の大半を負担することになるという。

元ジェネラルマネジャー(GM)のデーブ・ジェトルマンが昨年にゴラデイと結んだ4年7,200万ドル(約104億2,056万円)の契約は、ジャイアンツで大惨事を招いている。今シーズンの3試合でゴラデイは5回のターゲットで2回しかキャッチできておらず、稼いだヤード数はたったの22ヤード。2021年に彼は14試合に出場して37回のキャッチで521ヤードを記録しているが、タッチダウンはない。

マンデーナイトのパフォーマンスによってゴラデイのトレード条件が良くなることははい。さらに、試合終盤でシェパードが負傷したことを考えると、ジャイアンツは2022年にゴラデイを必要とする可能性がある。もし高給取りのゴラデイに再びチャンスがあれば、今度こそそれをドロップするわけにはいかない。

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