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チーフス戦に向け、ハリケーン“イアン”の影響は言い訳にならないとバッカニアーズQBブレイディ

2022年09月28日(水) 13:12

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Jason Behnken】

タンパベイ・バッカニアーズはハリケーンの影響を考慮して今週の練習をマイアミで行う予定だ。

日曜日の夜にパトリック・マホームズ率いるカンザスシティ・チーフスと戦うのに、スケジュールの混乱を理由に準備不足とすることを、クオーターバック(QB)トム・ブレイディは許さないだろう。

ブレイディは『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャストである”Let’s Go!(レッツゴー!)”で、現地26日(月)に「偉大な相手、素晴らしいコーチング、偉大なクオーターバック、爆発的な攻撃、偉大な守備コーディネーター、守備の才能のある選手が多くいる。ロードでタフな試合を落としている(インディアナポリス・コルツ戦)から、彼らはハングリー精神を持っているだろう。彼らはいつも通り練習で一週間を過ごすことになる。そして、今週対処しなければならない問題のいくつかに対処しているとき、そこには何も言い訳にすることができない、問題に組み込こまれた原因があると思う」と話した。

「今週僕たちはチャンピオンの態度を持って臨まないといけない。それは、どんな相手でも、どんな選手でも、試合に勝つ方法を見つけなければならないということだ。だから、簡単なことではない。大きな試練だ。ホームでの試合で、ナイトゲームだし、挑戦になるだろう。それこそが、リーグ屈指の強豪チームとの対戦で、僕らが望むべきことであり、期待すべきことだ。だから、僕らはベストを尽くさなければならない。うれしいことに、僕たちにはそれができる。そして3勝1敗になれば、昨日の悔しい敗戦の後だけに、とてもいい気分だろうね」

マイアミ・ドルフィンズが木曜日にシンシナティ・ベンガルズと対戦するため、バッカニアーズは木曜日以降にドルフィンズの施設を使用すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』インサイダーのトム・ペリセロが月曜日に報じた。

現在、日曜日のタンパでのバッカニアーズとチーフスのプライムタイムの試合は、予定通り行われる予定だ。しかし、リーグは状況を注視しており、今後数日で変更される可能性がある。

『The Weather Channel(ザ・ウェザー・チャンネル)』によると、ハリケーン“イアン”は火曜日の朝、カテゴリー3へと勢力を増し、メキシコ湾に向かい、水曜日の深夜から木曜日の早朝にかけてフロリダに上陸する予定だという。仮にイアンが陸地に上陸して勢力を弱めたとしても、危険な風と高潮により、タンパやフロリダ州西部の他の地域に大きな災害がもたらされる可能性がある。

ブレイディはチームがマイアミへ練習に向かう日の朝、「このような状況だと、みんなも分かるように、試合に向けて調整して準備を重ねることが非常に難しくなる。この状況は僕にとっては少し異なる。僕はこういう状況に対処する必要があったことはないんだ。数年前からはCOVIDがあり、今はかなり強烈なハリケーンが来ている。タンパだけでなく、どの地域もハリケーンの襲来に適しているとは思えないけど、僕たちはこの地域の人々を思い、この状況を乗り越えられるよう祈っている」とコメントしている。

「僕たちはマイアミに行き、そこで1週間練習をして、できれば週の後半に戻ってきて日曜日の夜にチーフスと対戦するために、調整しなければならない。だから、短期間にいろいろなことが起こりうるし、その状況に適応し続けることが、僕ら全員に必要だと思うんだ。このために本当に準備できている選手はいないと思う。僕は朝から準備をし、荷物をすべて外に出し、また中に入れ、地上と同じ高さにあるものすべてを少し高いところに置いた。僕の家はちょうど湾に面しているから、高潮がかなり高くなると言われて、それは恐ろしいことだと感じている。高潮が本当に玄関先まで襲ってきたら、恐ろしいね」

【AK】