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ハムストリング負傷のチャージャーズWRアレンはブロンコス戦欠場の見込み

2022年10月16日(日) 16:36


ロサンゼルス・チャージャーズのキーナン・アレン【John McGillen/NFL】

現地17日(月)夜にデンバー・ブロンコス戦に臨むロサンゼルス・チャージャーズは、5試合連続でチームのトップワイドレシーバー(WR)を欠くことになりそうだ。

プロボウルに5度選出された経歴を持つWRキーナン・アレンはチームの故障者レポートで正式にダウトフルとされているが、アレンは土曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のブリジット・コンドンに試合には出場しないと思っていると話している。

アレンはコンドンに「今は強度を回復させることがすべてだ。持久力。それが落ちてきている。ダウン&バックを4回繰り返すと、ハムストリングが疲れてくるんだ。その部分の力をつけて、元の状態に戻し、気持ちを整える」と語った。

アレンがハムストリングを負傷したのはシーズン初戦のラスベガス・レイダース戦であり、そこではレシーブ4回、66ヤードをマークしている。当初、このケガによって長期離脱が余儀なくされるとは思われていなかったが、ケガが再び悪化したことが復帰を遅らせる一因になっていると認めたアレンはコンドンに次のように明かした。

「うまくいっていたとは言えない。ちょっと急いでやりすぎたみたい。明らかに準備ができていなかったし、再び悪化してしまった」

チャージャーズはアレンを欠いた状態で2試合を落とした後、立て直してヒューストン・テキサンズとクリーブランド・ブラウンズに勝利した。その結果、現在の戦績は3勝2敗だ。そして、プライムタイムにブロンコス(2勝3敗)との重要な対戦を控えている。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区同士の対戦にアレンが出場する可能性が低い中、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートにとっての主要なワイドレシーバーはまたもやマイク・ウィリアムスとジョシュ・パーマーになりそうだ。

ウィリアムスは392レシーブヤードを記録してチームトップに立っている。また、ウィリアムスとパーマーは5試合で合わせてキャッチ45回、575レシーブヤード、タッチダウン3回を記録。

一方のアレンは、サイドラインから見た情報をもとに、チームメイト――特に、有望視されているキャリア2年目のパーマー――にアドバイスを与える形で関与し続けている。しかし、長年チャージャーズに所属しているアレンは、説明するよりも実際に見せられる状態に戻りたくてたまらないようだ。

アレンは「つらい。俺は決して見物人なんかじゃないんだ。後ろで見ているだけで何もできないのは間違いなくつらい。つらいけど、そういうプロセスだし、今のところはそのプロセスを信じている」とコメントしている。

そのプロセスの一環として、アレンは来週、シーズン第7週に行われるシアトル・シーホークス戦の前に11オン11のドリルに参加したいと望んでいる。次なるステップはシーホークス戦か、シーズン第8週のバイウイークを終えた後の試合に出場することだ。

トレーナーと実施している個人ワークとリハビリについて「いい感じだ」と語ったアレンは「この2日間はすごくいい感じだったし、気分も最高だ」と続けている。

チャージャーズは現在、アレンを欠いた状態でAFC西地区の2位につけており、カンザスシティ・チーフスの後を追っている。アレンは100%の健康状態を取り戻した上でチームに戻りたいと望んでおり、チャージャーズもそうした方がディビジョン優勝を狙える可能性が高くなるはずだ。

【RA】