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アトランタに戻ることに“感傷的になっていない”と49ersのシャナハンHC

2022年10月16日(日) 12:18


サンフランシスコ・49ersのカイル・シャナハン【AP Photo/Roger Steinman】

わずか2シーズンだったとはいえ、カイル・シャナハンがアトランタ・ファルコンズの攻撃コーディネーター(OC)として過ごした時期は彼のキャリアの中で重要な意味を持っている。

シャナハンは2016年シーズンにファルコンズ攻撃陣を得点で1位に導き、ファルコンズは同シーズンにスーパーボウル進出を果たした。

その1シーズン後、シャナハンはサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)に就任。そして今、ファルコンズを離れてから初めてアトランタに戻ろうとしている。

ただし、古巣に戻ることに対して彼が感傷的になることはあまり期待できない。実際、現地14日(金)にアトランタに戻ることについて感傷的な気分になるかと質問されたシャナハンは「正直言って、ない」と答えている。

普段から過度に威厳のある態度をとらないシャナハンは即座に、アトランタでの日々はずっと前に終わったと指摘し、彼に馴染みのある選手たちもすでに去ったと述べている。

「久しぶりだ。何度か対決はしてきた。いつも人のことを考えている」と語ったシャナハンはこう続けた。「(元ファルコンズHCで現ダラス・カウボーイズの守備コーディネーター/DC)ダン(クイン)はもうそこにはいない。コーチングスタッフもずいぶん変わった。ロースターについて考えてみるとき、考えるまでもなく、(オフェンシブタックル/OTのジェイク)マシューズと(ディフェンシブタックル/DTのグレイディー)ジャレットはまだいる一方で、離れた選手はたくさんいる。前とはまったく違う状況だ」

マシューズは確かにまだ在籍している上に、ジャレットももちろんいる。

マシューズとジャレットはこれまでにシャナハン率いる49ersと2回対戦したことがある。49ersは2019年シーズンに行われた試合では29対22で敗れ、次の2021年12月19日に実施された試合では31対13で勝利した。

シャナハンは昔を懐かしむ様子を見せていないものの、ファルコンズファンはそうなるかもしれない。なにしろ、シャナハンはファルコンズがスーパーボウルに進出したときにオフェンスを指揮していたのだ。しかしそれは、ニューイングランド・ペイトリオッツに28対34で敗れたオフェンスでもある。

アトランタを去ってから6シーズン目を迎え、シャナハンはどれほど好意的に思い出されるのだろうか?

【RA】