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記録的なシーズン開幕に「駄菓子屋にいる子どもの気分」とドルフィンズWRヒル

2022年11月08日(火) 10:28


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【AP Photo/Lon Horwedel】

マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルはヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルのシステムに加わった最初のシーズンで信じられないような数字を記録し続けている。

現地6日(日)、シカゴ・ベアーズに35対32で勝利した試合でヒルはキャッチ7回で143ヤードを積み上げ、タッチダウンも決めた。今季にヒルが140ヤードを超えたのはこれが5回目。

ヒルは日曜日に「駄菓子屋にいる子どもの気分さ。とにかく楽しんでいる」と『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』に述べている。

ヒルは今シーズン、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのターゲットとして大量のパスを受けており、マクダニエルHCのスキームがスピードを武器とするワイドアウトたちをオープンにするプレーを生み出していることも功を奏しているようだ。

ヒルはこれまでキャッチ76回で1,104ヤードを記録してNFLトップに立ち、スーパーボウル時代における選手のシーズン最初の9試合における最多レシーブヤードを更新した(これ以前は2013年にカルビン・ジョンソンが記録した1,083ヤード)。このままいけばヒルは17試合あるレギュラーシーズンで2,085.3レシーブヤードを獲得するペースとなる。ジョンソンが記録した1,964ヤードは2012年に16試合で記録したもので、ヒルも16試合で計算した場合、現在1,962.67ヤードのペースだ。

ヒルはこれまでNFLの主要なレシービングカテゴリーで首位になったことはない。それが今は1試合平均122.7ヤードのキャリアハイを記録しながら、2部門でトップになる勢いを見せている。

今シーズンに絶好調なスタートを切っているのはヒルだけではない。チームメイトのWRジェイレン・ワドルも同じくらい目を見張る活躍ぶりで、日曜日の勝利ではキャッチ5回で85ヤードとタッチダウンを1回マークした。

ヒルとワドルは9試合で合計1,916ヤードを獲得しており、スーパーボウル時代での9試合を通じてチームメイトコンビによる最多記録を樹立(それを超えるのは1961年に9試合で1,950ヤードを記録したヒューストン・オイラーズのチャーリー・ヘニガンとビル・グローマンのみ)。

NFLのチームメイトコンビによる1シーズンのレシーブヤード記録はデトロイト・ライオンズのハーマン・ムーアとブレット・ペリマンが1995年に叩き出した3,174ヤードだ。ヒルとワドルのペースはというと? このままいけば3,619ヤードとなる。

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