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ジャガーズQBローレンス、ラムズQBメイフィールドらが第14週の最優秀選手に

2022年12月15日(木) 12:23

ロサンゼルス・ラムズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Kyusung Gong】

ジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスは、つま先のケガが原因でシーズン第14週にプレーできないのではないかと懸念されていた。

また、ロサンゼルス・ラムズに移籍したQBベイカー・メイフィールドも、シーズン第14週の出場ついては疑問視されていた。メイフィールドは試合日のわずか2日前にラムズからクレームされたばかりだったからだ。

しかし、かつてドラフト全体1位指名を受けてNFL入りしたこの2人は、試合に姿を現しただけではなく、その実力を見せつけている。ローレンスとメイフィールドはそれぞれのチームを勝利に導き、現地14日(水)朝に発表された週間最優秀選手賞の受賞者に選ばれている。

ジャガーズがテネシー・タイタンズに36対22で勝利した試合で、ローレンスは合計4回のタッチダウンを決めた。この試合はまだキャリアの浅いローレンスにとって、過去最高の試合と言えるかもしれない。2021年ドラフト全体1位指名を受けたローレンスは、つま先のケガをものともせずにタッチダウンラン1回、タッチダウンパス3回を決めた。また、パス42回中30回を成功させて(パス成功率71.4%)、368ヤード、インターセプト0回、パサーレーティング121.9を記録している。素晴らしいパフォーマンスを残した結果として、ローレンスは今季2度目のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞の栄誉を受けた。

ラムズにクレームされてから2日後、メイフィールドは木曜夜に実施された試合で先発こそしなかったが、ほとんどずっと出場していた。最初の攻撃シリーズが終わった後に司令塔の役割を引き継いだメイフィールドは、ラスベガス・レイダースを相手にチームをドラマティックな17対16の逆転勝利に導いている。メイフィールドは試合終了まで残り1分45秒の時点から始まった98ヤードの決勝ドライブの指揮を執り、ワイドレシーバー(WR)ヴァン・ジェファーソンにタッチダウンパスを通してそれを締めくくった。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手となったメイフィールドは、パス35回中22回成功で230ヤード、タッチダウン1回、インターセプト0回でラムズデビュー戦を終えている。2018年ドラフト全体1位指名を受けたメイフィールドは、クリーブランド・ブラウンズに所属していたときにAFCオフェンス部門週間最優秀選手賞を2度受賞していたが、ラムズの一員として臨んだ1回目の試合で初めてNFCのそれを手に入れた。

ニューイングランド・ペイトリオッツのラインバッカー(LB)ジョシュ・ウチェの今季の勢いは、月曜夜に27対13で勝利したアリゾナ・カーディナルス戦でも続いていた。ウチェはタックル5回、サック3回、タックルフォーロス3回を記録してAFCディフェンス部門週間最優秀選手賞を獲得。ウチェがこのような栄誉に輝いたのはキャリアで初めてだ。

カライス・キャンベルは過去にディフェンシブエンド(DE)としてディフェンス部門週間最優秀選手賞を4度受賞しており、守備選手として華々しい経歴を持っている。しかし、この傑出したベテラン選手はボルティモア・レイブンズがライバルのピッツバーグ・スティーラーズを16対14で下した試合で、第4クオーターにフィールドゴールをブロックするという素晴らしい活躍を見せたことで、今度はAFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手に認定された。キャンベルは2009年にもアリゾナ・カーディナルスの一員としてNFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を手にしたことがある。

日曜日、フィラデルフィア・イーグルスはニューヨーク・ジャイアンツに48対22で勝利してプレーオフ進出を決めた最初のチームとなった。そこに大きく貢献したのがDEブランドン・グラハムだ。グラハムはサック3回、タックル4回、フォースドファンブル1回を積み上げ、その結果としてNFCディフェンス部門週間最優秀選手に選ばれている。

カロライナ・パンサーズがプレーオフ進出に向けて急激に勢いを増している中で、キッカー(K)エディ・ピニエイロは30対24で勝利したシアトル・シーホークス戦で12点を獲得し、NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手に指名された。ピニエイロは3回のエクストラポイントをすべて成功させた他、フィールドゴール3本もすべて決め、合計6回のキックを完ぺきに遂行している。

【RA】