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シカゴに爆弾低気圧が直撃する予報を受け、悪天候下の試合に備えるビルズ

2022年12月22日(木) 11:41


バッファロー・ビルズのタイラー・バス【AP Photo/Joshua Bessex】

2022年、バッファロー・ビルズには悪天候がつきまとうようだ。

ビルズはシーズン第11週にクリーブランド・ブラウンズとの試合をホームで実施するはずだったが、吹雪により会場をデトロイトに変更することを余儀なくされた。また、先週に勝利したマイアミ・ドルフィンズ戦でも、寒さと雪に見舞われている。

シーズン第16週はシカゴ・ベアーズと対戦するためにシカゴへ向かう予定だが、そこではさらに過酷な天候が待ち受けているようだ。そのためビルズは現地21日(水)、悪天候が予想されることから木曜日に早めに出発すると発表している。

『The Weather Channel(ザ・ウェザー・チャンネル)』によると、今週末は冬の嵐がシカゴに押し寄せた後、爆弾低気圧に発展する可能性があるという。また、木曜日から金曜日にかけては大雪が降る見込みとのこと。ビルズ対ベアーズ戦が始まる前に天気が回復したとしても、コンディションはひどいものになると予想されている。現在の予報では、最高気温が華氏1ケタ台となり、風速が約9メートルから約13メートル、最大で約18メートルになると見られている。

先週、ビルズの攻撃コーディネーター(OC)ケン・ドーシーは雪の影響を受ける場合に備えてドルフィンズ戦に向けては2つのゲームプランを用意していると話していた。ドーシーOCはシカゴに向かう際も同じようにするつもりだ。

チーム公式サイトによると、ドーシーOCは火曜日に「今週は似たような感じになるだろう。自分たちを厳しい状況に追い込まないように、同じようにやるつもりだ。私たちは常に、万が一の事態に備えた計画を立てるようにしている」と述べたという。

ドルフィンズ戦では後半に入るまで雪は降り始めなかったが、ビルズは必要に応じてギアを調整する準備ができていた。

ドーシーOCは「先週はもし地面に雪が積もっていたら、失敗してDB(ディフェンシブバック)にボールを投げてしまうようなことを恐れて、自分たちの望まないレシーバーやタイトエンドを使ったプレーはカットしていただろう」とコメントしている。「だから、今までのゲームプランから、ある部分を切り取って、そういうの(新しいプレー)を用意していた。何よりも足元に関する理由から、そうする必要があった場合に備えてね」

降雪は土曜日の午後まで長引くと予想されていないが、強風でパスが乱れる可能性はある。特に、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンのビッグアームでフィールドを広げるのが好きなチームにとってその影響は大きいだろう。

ドーシーOCは「風の強い試合であれば、同じようにやる。風の影響がある場合は別のゲームプランを使って、風の中でうまくやれると思うことを実行できるようにする」と強調した。

ビルズはシーズン第16週にベアーズに勝つか、あるいはドルフィンズがグリーンベイ・パッカーズに敗れれば、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区タイトル獲得が確定する。

【RA】