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健康な選手をポストシーズンまで休ませることに慎重な姿勢を示す49ersのシャナハンHC

2022年12月22日(木) 13:24

サンフランシスコ・49ersのカイル・シャナハン【AP Photo/Roger Steinman】

先週、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を確定させたサンフランシスコ・49ersは、カンファレンス内で第2シードか第3シードを獲得する可能性も高いと見られているが、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはこの先に控える数試合で先発組を休ませるつもりはないようだ。

現地20日(火)、シャナハンHCは「長年にわたって見ている限り、それは一番大きな間違いだと思っている。それが私の意見だ」と述べている。「7連戦に備えるなら理解できるが、フットボールはそういうものではないと思う。3時間半の勝負であり、一回きりのものだ。これまで所属してきたチームも選手を休ませたり、数週間以上休みを与えたりするところが多かったが、プレーオフの最初の試合で最も苦労するのは、たいていそういった選手たちだ」

フィラデルフィア・イーグルスが崩壊でもしない限り、10勝4敗の49ersが13勝1敗のイーグルスを抜いて第1シードを獲得する可能性は低い。しかし、ミネソタ・バイキングスを抑えて第2シードに上りつめ、プレーオフのホームゲーム2試合を確保する可能性はある。そして、第3シード以下になる可能性も低いだろう。

ワシントン・コマンダース、ラスベガス・レイダース、アリゾナ・カーディナルスとの試合が残されている中で、シャナハンHCは選手たちに気を抜かせないことと、休養をとらせることのバランスをとらなければならない。今シーズン、主力選手の多くがケガに見舞われてきたチームにとって、ポストシーズンに向けて可能な限り選手の健康状態を維持することは第一目標になっているはずだ。

気を抜きたくないと主張した一方で、健康状態に不安のある選手は休ませる可能性があると認めたシャナハンHCはこうコメントしている。

「去年もそうだったが、最後の試合になると、出場できるかどうかの瀬戸際に立っていることから、プレーするために戦う選手がいる。このような選手は絶対に休ませる。翌週にリスクを抱えるようなケガをしている選手についてはすぐに決断を下す。考慮の余地はない。絶対に休ませる」

49ersがシーズン第14週に膝と足首を負傷したワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルをプレーオフの前に復帰させるかどうかは興味深い判断となるだろう。サミュエルは今週の試合に出場しない予定だが、シャナハンHCはレギュラーシーズンの最後の2戦でサミュエルが復帰する可能性を除外していない。

サミュエルについて「彼は週ごとの観察をしている」と明かしたシャナハンHCは「今週もチャンスはあるだろう。そこまで絶望的になっていたらね。だが、今週はまだ検討すらしていないし、来週月曜日に彼の様子を見てみて、同じように判断するつもりだ」と続けている。

【RA】