バイキングスQBカズンズ、ビルズQBアレンらが第15週の最優秀選手に
2022年12月22日(木) 14:47
現地17日(土)は特別な試合が目白押しとなり、ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)カーク・カズンズとバッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンはそうした素晴らしい試合の中心にいた。
カズンズとアレンはそれぞれのチームが印象的な勝利を収めた試合で特に輝きを放っていた。そのため、水曜朝に発表された週間最優秀選手賞で個人としての活躍が称賛されたのは当然の結果だと言えよう。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手に選ばれたカズンズは、バイキングスが33点差を挽回して勝利を収めた試合で先頭に立って活躍した。ちなみに、33点差からの巻き返しはNFL史上最大だ。結果として、バイキングスはオーバータイムの末にインディアナポリス・コルツに39対36で勝利。カズンズはパス54回中34回を成功させて460ヤード、タッチダウン4回を記録した。恐らく最も驚くべき点は、カズンズがそのパスヤードのほとんどを試合後半とオーバータイムに稼ぎ、4回のタッチダウンパスもすべて後半に入ってから決めたことだろう。
アレンもまた、素晴らしい成果を挙げた結果としてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞を手に入れている。土曜夜、デュアルスレットQBであるアレンはマイアミ・ドルフィンズを相手にビルズを32対29の逆転勝利に導いた。その中でアレンはパス40回中25回を成功させて304ヤード、タッチダウン4回、パサーレーティング119.2をマークした上で77ランヤードも追加している。
ジャクソンビル・ジャガーズは突如としてリーグで最も熱いチームとなっているが、その主な理由はセーフティ(S)レイショウン・ジェンキンスのキャッチ能力だ。ジェンキンスはダラス・カウボーイズ戦のオーバータイムで52ヤードのインターセプトリターンタッチダウンに成功。このおかげでジャガーズは40対34で勝利を収めている。それはジェンキンスにとってこの日2度目のインターセプトだった。この活躍の影でジェンキンスはタックル18回という驚異的な数字も記録している。守備面で今シーズン最高のパフォーマンスの1つを見せた結果、ジェンキンスはAFCディフェンス部門週間最優秀選手賞を受賞した。
2022年NFLドラフト全体5位指名選手が日曜夜のプライムタイムに輝きを見せている。ニューヨーク・ジャイアンツのラインバッカー(LB)ケイヴォン・ティボドーは見事なパフォーマンスを見せてチームがワシントン・コマンダースに20対12で勝利するのを後押しした。この試合でティボドーはタックル12回、タックルフォーロス3回、サック1回、フォースドファンブル1回を記録し、重要なファンブルリターンタッチダウン1回もマーク。そしてNFCディフェンス部門週間最優秀選手に選出されている。
デトロイト・ライオンズがニューヨーク・ジェッツを20対17で下した重要な試合で、ライオンズを勢いづかせたのはリターナーのカリフ・レイモンドだった。47ヤードのパントリターンタッチダウンを決めてチームに先制点をもたらしたレイモンドは、NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手に指名されている。
カンザスシティ・チーフスはヒューストン・テキサンズとの試合で恐怖を乗り越えオーバータイムの末に30対24で勝利した。パンター(P)トミー・タウンゼンドはそれに大きく貢献している。タウンゼンドは4回のパントで平均48.3ヤード(42.5ネットヤード)、最長57ヤードという好成績を残した。恐らく最も重要なのは、そのうち2回のパントを敵陣20ヤード以内に着地させたことだろう。その努力の結果、タウンゼンドはAFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を手に入れている。
【RA】