重大なミスを犯した後のWRマイヤースの対応を“誇りに思う”ペイトリオッツQBジョーンズ
2022年12月23日(金) 13:23現地18日(日)にラスベガスで行われた試合の最終プレーで、ニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ジャコビ・マイヤースとランニングバック(RB)ラモンドレ・スティーブンソンがとった行動の理由を突き止めるために、人々が多くの時間を費やしてきた。
一方で、クオーターバック(QB)マック・ジョーンズは前に進む準備ができているように見える。また、ジョーンズはおよそ1週間にわたって嘲笑され続けたマイヤースと同じ願望を抱いているようだ。
ジョーンズは水曜日に「コブス(マイヤース)は俺と似ていて、とてもルーティンを大切にするやつだと思う」と語った。「前の週に何があっても、俺たちはただ同じスケジュールで動いている。毎日同じ時間に会うし、オフの日も――すべてだ。彼はとても規則正しい人間で、結果に左右されることなく自分のパフォーマンスを発揮できる。ここに来てからずっと同じように、チームのためにできることは何でもしようとしている。彼は今日、間違いなく素晴らしい練習をしていたし、俺はただ彼の対応を誇りに思っている」
シーズン第15週に行われたラスベガス・レイダース戦で、ただダウンさえすればいい状況下でスティーブンソンはマイヤースにラテラルパスを出し、結果的に失敗に終わっている。パスを受けたマイヤースは後方のジョーンズに向かってボールを投げようとしたが、代わりにレイダースのディフェンシブエンド(DE)チャンドラー・ジョーンズに奪われ、そのままタッチダウンを決められてしまった。マイヤースがその責任をスティーブンソンになすりつけたとしても、自らの殻に閉じこもったとしても、それは無理もないことだと言える。しかし、マイヤースはそうしなかった。そして、試合が終わった直後に(マック)ジョーンズがオープンになっていると思ったのだと説明。その後、誰をターゲットにするにしても、あの状況下でパスを出すのを試みたのは愚かだったとも認めた。
この敗北はチームを悪循環に陥らせている。特に、プレーオフ争いの真っ只中にいることを考慮すると、7勝7敗のペイトリオッツにはこれから同じようなミスをする余裕などない。
ペイトリオッツのユニフォームを身にまとっているものの、トム・ブレイディ率いるペイトリオッツ時代の偉大さをよく知らないマイヤースとジョーンズ。この比較的若い2人の選手が称賛される時代はまだ訪れていない。彼らは厳しい敗北を喫した後も、自分たちの成果を挙げなければならず、本人たちもその仕事を終えていないことを理解している。
「フットボールとはそういうもんさ」と強調したジョーンズは「物事が思い通りにいかないときでも立ち直るしかないし、俺は彼をこのチームの偉大なリーダーだと見ている。つまり、彼は素晴らしいお手本になってくれているし、俺たちはいま、今週に向けて準備しているところだ。彼はよくやってくれている」とつけ加えた。
ペイトリオッツにとって、ここから先はさらに困難な状況が待ち受けている。ペイトリオッツは土曜日にシンシナティ・ベンガルズと対戦した後、残りの2試合でマイアミ・ドルフィンズおよびバッファロー・ビルズと戦う予定だ。これらの3チームは現在、プレーオフ争いでペイトリオッツより上位に位置している。厳しい戦いと言っても過言ではないだろう。
とはいえ、マイヤースが再び絶望的な状況に追い込まれたとしても、少なくともクオーターバックに向かってボールを投げなければならない状況よりはましだと思えるはずだ。そして、ジョーンズが自分の味方をしてくれることも分かっているだろう。
【RA】