プレーオフ確定でもラマー・ジャクソンの復帰には影響なしとレイブンズHCハーボー
2022年12月25日(日) 22:46ポストシーズンの切符を手にしたボルティモア・レイブンズにとって、次のステップは先発クオーターバック(QB)の復帰ということになるだろう。
しかし、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは現地24日(土)にラマー・ジャクソン復帰のタイムラインはまだ流動的であり、判断は何も下されていないと述べた。
「選手と医師たちがやってきて、“時が来た”と言えば、われわれコーチは彼をゲームプランに組み入れる」とアトランタ・ファルコンズに17対9で勝利した試合後、ハーボーは語った。「そういうこと(仕組み)だ。それ以上のことを考えるのはエネルギーと時間の無駄だよ」
シーズン第13週のデンバー・ブロンコス戦でにPCL(後十字靱帯)を捻挫したジャクソンが療養を始めてから3週間がたとうとしている。これまでのところ彼は練習に復帰していないが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは土曜日の朝、ジャクソンが今週にはフットボール関連の動きを試し、練習と試合に復帰できるかどうかを判断できる状態に近づいていると伝えた。
レイブンズは慎重にジャクソンの回復を見守る可能性もあれば、プレーオフ争いのステータス次第では少し早めに彼をプレーさせる可能性もあるとラポポートは付け加えた。
サタデーゲームで彼らのポストシーズン行きが決まり(AFC北地区ではまだシンシナティ・ベンガルズと1ゲーム差)、今度はいつジャクソンが戻ってくるのかに焦点が向けられる。レギュラーシーズンの残り2週がそれほど重要ではないとなればなおさらだ。
試合後の会見中にチームのプレーオフ決定の報を聞いたハーボーは、これがジャクソン復帰へのアプローチに影響することはあるかと質問された。これに対し、プレーオフのシードのためにQB復帰を判断することはないとハーボーは述べ、彼がフィールドに戻れるようになった段階で初めてそれを決めると述べている。
「そうしたことは考えたことがない。選手は健康を取り戻し、準備ができたところでプレーする。それだけだ」とハーボーは述べた。
ジャクソンのリハビリ中、指揮を執ったのはバックアップQBタイラー・ハントリーで、2勝1敗を記録している。土曜日のファルコンズ戦でもパス17回中9回を成功させて115ヤード、タッチダウン1回を挙げた。ジャクソンが戻ってくるまで当面は、引き続き健康なクオーターバックの成長とサポートに集中するとハーボーは言う。
「ラマーは復帰に向けて懸命に努力している。トレーナーたちも彼を復帰させようと懸命に努力している」とHCは述べた。「多くの面で私は楽観視しているが、今はチームと今いるメンバーでの次のゲームプランに集中している」
レイブンズの第17週の試合は2023年の元日、ホームでピッツバーグ・スティーラーズと対戦することになる。
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