バッファロー・ビルズは現地3日（火）未明、セーフティ（S）ダマー・ハムリン（24）が2日（月）に行われたシンシナティ・ベンガルズ戦の試合中にタックルしたあと心停止に陥ったと発表した。現在は鎮静状態に置かれ、予断を許さない状況だ。

シーズン第17週マンデーナイトフットボールの第1クオーター残り6分強となったタイミングで、ハムリンは13ヤードパスをキャッチしたベンガルズのワイドレシーバー（WR）ティー・ヒギンスにタックルを仕掛けた。ハムリンは自力で立ち上がったものの、すぐさま後方に倒れ込んだ。ハミルトンはフィールド上でCPR（心肺機能蘇生）を受けている。ビルズによると、フィールド上で心拍が回復したといい、その後、救急車でシンシナティ大学医療センターに搬送されてさらなる検査と治療が行われたとのこと。

NFLはハムリンが倒れたあと、試合を一時中断していたが、後に延期を決定している。

試合延期発表から数時間後に実施されたカンファレンスコールで、NFL人事担当取締役副社長のトロイ・ビンセントは、『ESPN』の放送中に言及されたプレー再開までのウオームアップ時間を5分にするといった話は一切出ていないと主張した。

「試合再開に向けたウオームアップの話をするなど、われわれの脳裏をよぎりもしなかった。ばかげた話だ。無神経というものだ」

ビルズの選手らは月曜夜にシンシナティからバッファローに戻る予定になっていたが、一部のメンバーはハムリンをサポートすべく現地にとどまっているとビンセントが明かした。『NFL Network（NFLネットワーク）』のキャメロン・ウォルフが報じたところによれば、ヘッドコーチを務めるザック・テイラーはじめ、ベンガルズ側のメンバーもハムリンの様子を心配して病院に駆けつけたという。

NFLコミュニケーション広報政策担当副社長のジェフ・ミラーはカンファレンスコールで、ビルズ対ベンガルズ戦を再開する予定は現時点でなく、適切な時期に判断すると述べた。試合は第1クオーターを6分あまり残し、7対3でベンガルズがリードしている状態で中断されている。

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