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レイダースRBジェイコブスを「これまでに対戦した中で最高のランニングバック」と称賛する49ersのDEボサ

2023年01月04日(水) 01:39


サンフランシスコ・49ersのニック・ボサ【AP Photo/Rick Scuteri】

現地1日(日)に延長戦を経て37対34でクオーターバック(QB)ジャレット・スティッドハム率いるラスベガス・レイダースに勝利した後、サンフランシスコ・49ersのスターディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサはレイダースのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスに最上級の賛辞を送っている。

「あれは本当に優秀なチームだ。これまでに対戦した中で最高のランニングバックだった。それは間違いない」と語ったボサはこう続けた。「あいつは野獣だ。彼らは本当に才能のある選手をたくさん擁している。クオーターバックのプレーも良かった」

「NFLには常に謙虚な気持ちにさせられるよ」

シーズン開幕前、レイダースはジェイコブスの5年目オプションを行使しなかった。その後、圧倒的な力を見せるようになったジェイコブスは、シーズン第18週を迎えるにあたり1,608ヤードを記録してNFLで首位に立っている。49ers戦で95スクリメージヤードを稼いだことで、今季通算のスクリメージヤードを2,003ヤードまで伸ばしたジェイコブスは、MVPを受賞した1985年シーズンにそれを成し遂げた元RBマーカス・アレン(2,314ヤード)に次いで、1シーズンで2,000スクリメージヤードを達成したレイダース史上2人目の選手となった。

ディフェンス部門年間最優秀選手賞の候補となっているボサがジェイコブスを称賛したことは、NFL関係者の多くがどのようにジェイコブスを評価しているかを明確にしている。オフシーズンに向けて疑問となっているのは、今季にキャリー300回以上を記録している主力ランニングバックと再契約を結ぶためにレイダースが大金を支払うのかどうかだ。こうしたランニングバックにとっての市場は活況を呈しているわけではないが、大きなオファーを出すのは1チームだけでいい。

49ersの守備陣に関しては、相手に21点以上のスコアを許したのはシーズン第7週以来のことだった。レイダースは34点をとって延長戦に持ち込んだだけではなく、NFLの中でもトップクラスのディフェンスを相手にトータル500ヤードを獲得している。

プレーオフを控える中で、このような試合を経験できたのはチームにとって良いことだったと指摘したボサは「改善すべき点はたくさんあるけど、ディフェンスとしては必要なことだったと思う」とコメントした。

ディフェンスがシーズン第7週以降で最もひどいパフォーマンスを見せてもなお、勝利への糸口をつかんだ49ersは、現時点でNFL最長の9連勝を達成している。目下NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第2シードを獲得する位置につけている49ersは、シーズン第18週にアリゾナ・カーディナルスに勝利した上でフィラデルフィア・イーグルスがニューヨーク・ジャイアンツに敗れれば、首位に躍り出ることが可能だ。

【RA】