“強く信じていた”からこそシーズン終盤に追い上げられたとパッカーズQBロジャース
2023年01月04日(水) 01:40現在4連勝中のグリーンベイ・パッカーズはプレーオフ進出への道をたどっているところだ。
4勝8敗と絶望的なスタートを切ったところからはい上がり、ほこりを払ったパッカーズは、4連勝を収めて戦績を8勝8敗としており、シーズン第18週にデトロイト・ライオンズに勝てばプレーオフへの切符を手に入れられる状況にこぎつけている。
現地1日(日)にミネソタ・バイキングスに圧勝した後、パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは「俺たちが4勝8敗から5勝8敗、6勝8敗となっていく中で、パッカーズのことなど誰も気にかけていない、なんていう外野のコメントを目にしてきた。さて、彼らは今、何て言うんだろうな?」とコメントしている。
ロジャースの指す“彼ら”はパッカーズがようやくプレシーズンに見せていたポテンシャルに見合ったプレーを発揮するようになったと言うのだろう。シーズン第5週から第12週にかけての試合平均被得点が26.8点だったパッカーズ守備陣は、ここ4試合でいずれも相手の得点を20点以下に抑えており、ロジャースも必要に応じてその魔力を見せつけている。パッカーズが2022年に勝ち進むための台本はそう決まっていたのだ。そして、そこにたどり着くまでに予想より少し時間がかかっただけだ。
「2016年に4勝6敗だったときと同じように、俺は信じていた」と言うロジャースはこう続けている。「時には自分をごまかして少しばかり信じてみることも必要だ。でも俺は、自分にはやれるという自信を間違いなく持っていた、確実にね」
「俺は願いを現実化させる力も、モメンタムも信じている。マインドの影響力を強く信じている。何かを強く信じるようになると、奇跡的なことが起こる場合もあるんだ」
特にロジャースがケガを抱えている状況下において、パッカーズは態勢を立て直すまでプレーオフ争いから早々に脱落すると見られていた。しかし、その後に見事に連勝を飾っている。サンクスギビングの時点でパッカーズを見限っていた人々は、今のパッカーズがポストシーズンで対戦したくないと相手から思われるようなチームになっていることを認めざるを得ないだろう。
ロジャースは「しばらくは、あんまりいい感じじゃなかった」と語った。「俺はそういう現実が起こり得る可能性に身を任せていた。そこに心を向けると、安らかな気持ちになれた。すべてに安心感を得られたんだ。何が起ころうとも、現実に身を任せていた――まだこの状況に戻って来られる可能性があるという確固たるマインドセットを持ってね。自分自身に対しても、チームに対しても、一番誇りに思っているのは、さまざまなことが起こり得る中で、団結し、何か特別なことができるような状況に自分たちを置いているところだ」
パッカーズがポストシーズンへの切符を手に入れるには、シーズン第9週に得点を15点に抑えたものの、ロジャースが3回のターンオーバーを喫して敗れたライオンズにホームで勝利する必要がある。
【RA】