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ブラウンズ戦でQBウェンツを先発させたことに後悔はないとコマンダースHCリベラ

2023年01月03日(火) 20:01


ロン・リベラ【AP Photo/Patrick Semansky】

タイラー・ハイニケを下げてカーソン・ウェンツを先発クオーターバック(QB)に指名するというワシントン・コマンダースのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラの判断は完全に裏目に出た。チームはクリーブランド・ブラウンズから10点しか奪えず、3回ターンオーバーされて敗れている。

1日たって判断の理由を問われたリベラHCはウェンツを先発させたことに後悔はないと述べた。

「後悔などない。なぜならそれは勝つためにしたことであり、われわれの手中にあったからだ」とリベラは現地2日(月)、チームが発行したコメントの中で述べている。「要するに、われわれは基本的に自分たちの運命をコントロールしたのであり、それが真理だ。過去3戦で0勝2敗1分だったことが私を突き動かした一番の理由だと思う。私はそれを見ていた。先に述べたように、49ers戦の最終クオーターの様子から、カーソンの成果については比較的楽観視していた」

「ボールを走らせることができると思った。あまりうまくできなかったが、もう少しうまくボールを走らせることができたと思う。そうすればもう少し状況は良かったはずだ。だが繰り返すが、それは0勝2敗1分となった後で何か少し必要だと感じたからこそ下した判断だった」

2022年シーズンを前にトレードでコマンダース入りしたウェンツの最初の年は非常に不安定なものだった。先発として2勝4敗の戦績を残した後でウェンツは指のケガによりシーズンの大半を欠場することになった。リベラは昨年11月末にウェンツの状況にかかわらず、ハイニケが彼らの先発QBにとどまると明言していた。

最終的に、シーズン前にQBのポジションを正そうとするコマンダースの試みはうまくいかず、リベラは安定したQB1を持つことの重要性を改めて強調している。

「われわれにとって最も難しく、最も大きかった問題はQB1を定めきれなかったことだと思う」とリベラは述べている。「それをしなくてはならない。確か8、9週間ほど前に何が違うのか? と聞かれたことがある。それはわれわれがこの先へ進むに当たって何よりも固めなければならない1つのポジションだ」

ブラウンズに敗れた試合で、ウェンツは28回中16回のパスを成功させて143ヤードを獲得、インターセプト3回でパサーレートは31.4だった。前半に喫した2回のインターセプトでフェデックス・フィールドにはやじが飛んだが、ウェンツが2分間のタッチダウンドライブを決め、コマンダースが7対3でリードしてハーフタイムを迎えた。しかし、ブラウンズが立て続けに3回のタッチダウンドライブを決めたのに対し、後半のコマンダースは1回のフィールドゴールしか得点できず、プレーオフの望みと共に彼らのオフェンスは奈落の底へと沈んでいった。

第6週以来の先発を務めたウェンツはこの試合で、ハイニケが先発した過去9試合でも最も低い得点しかかき集めることができなかった。これでコマンダースのプレーオフ進出の可能性は極めて低くなり、数時間後、グリーンベイ・パッカーズがミネソタ・バイキングスを下したことで正式に消滅した。

リベラはハイニケを試合に出すことも考えたというが、ウェンツの腕に頼るシナリオを捨てきれなかった。月曜日にHCはシーズン第18週の先発QBはまだ決まっていないと繰り返している。このダラス・カウボーイズ戦はワシントンのシーズンを締めくくる重要な試合だ。

「引き続き検討と評価を続ける」とリベラは述べた。「時間が来るまで、どうするのかを皆さんに話すつもりはないから、それは承知しておいてもらおう。この後コーチ陣と会ってそうしたこと全てをグループとして議論し、そして決断を下す。私が適正な時に決断する」

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