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レイブンズ、ケガがあってもQBラマー・ジャクソンと長期契約を望むスタンスは変わらず

2023年01月15日(日) 19:22

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【Kevin Sabitus via AP】

2年続けてボルティモア・レイブンズは彼らの電撃的クオーターバック(QB)が最後の試合をサイドラインから見守らなければならない状況に立たされている。昨年は足首の骨挫傷だった。今年はPCL(後十字靱帯)の捻挫だ。

それでもレイブンズはラマー・ジャクソンが彼らの未来のQBだというスタンスを変えていないようだ。

現地15日(日)のシンシナティ・ベンガルズ戦か、それともその先のどこかか――いずれにしてもシーズンが終わった段階で、彼らは長期契約締結を願ってジャクソンと交渉を始めるつもりだと情報筋が言っている。シーズン前にも道筋はつけていたものの、合意に近づくことはできなかった。

ジャクソンは保証金をできるだけ多くしたいと考えており、もしかしたらデショーン・ワトソンと近い契約を望んでいるのかもしれない。シーズン前はそれが主なネックとなっていた。レイブンズの誠実な努力は実らず、今シーズンのジャクソンは5年目オプションの2,300万ドル(約29億4,136万円)でプレーしていた。

もしチームが長期の延長契約を結べなかった場合、彼らは2023年に彼にタグを付けることになるだろうと情報筋は言う。ただし、どのタグかは分かっていない。たいていQBには他のチームに交渉権を与えない独占的タグが使われることが多い。それ以外の選手の場合は非独占的タグが多い。その場合は他のチームが入ってきて長期契約を取り付けた場合、ドラフト1巡目指名権2つの補償が受けられることになる。

情報筋によれば、基本的に、チームとしてはジャクソンがプレーオフの第1ラウンドに出場できないことに落胆しつつも、オールインの考えだということだ。

今週はジャクソンのための1週間だった。彼はケガがグレード2のPCL捻挫であることを公表し、膝が腫れて不安定な状態であると説明した。

リハビリ用のワークアウトを見ると、腫れているのは確かだが、不安定というのはこれまでなかった表現だ。プレーしたとしても、ジャクソンのケガのリスクは最小限と見受けられる。

だが本人がツイートで述べているとおり、問題はそこではない。問題は彼が100%でプレーできると感じられないことなのだ。結果として、ジャクソンは待つことにした。来週になれば何かが変わるという保証はどこにもない。

【M】