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NFLが第57回スーパーボウルの試合前エンターテインメントのラインアップを発表

2023年01月25日(水) 09:34


第57回スーパーボウル【NFL】

現地24日(火)、NFLが2月12日(日)にアリゾナ州にあるステートファーム・スタジアムで行われ、『FOX』にて放送される第57回スーパーボウルの試合前に催されるエンターテインメントのラインアップを発表した。

著名なミュージシャンでシンガーソングライターのクリス・ステイプルトンが国歌を歌う。グラミー賞を8回、カントリーミュージック協会賞を15回、アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞を10回受賞しているステイプルトンは、米国で最も尊敬され、愛されているミュージシャンの1人だ。

グラミー賞を12回受賞したレコーディングアーティストであり、シンガーソングライターおよびプロデューサーのベイビーフェイスが、『America the Beautiful(アメリカ・ザ・ビューティフル)』を歌唱する。ベビーフェイスがこれまで制作した曲のうち、125曲がヒットチャートのトップ10位以内にランクインし、44曲がR&Bのチャートで1位に、16曲がポップスのチャートで1位になっている。

また、エミー賞を受賞したことのある女優、シェリル・リー・ラルフが『Lift Every Voice and Sing(リフト・エブリ・ボイス・アンド・シング)』を歌う予定だ。ラルフはこれまでにゴールデングローブ賞ノミネート、放送映画批評家協会賞受賞、トニー賞ノミネート、NAACPイメージ賞ノミネート、インディペンデント・スピリット賞受賞など、数々の栄誉に輝いている。現在は大ヒットコメディシリーズ“アボット・エレメンタリー”に出演中だ。ラルフは30年以上にわたって高い評価を受けながら、エンターテインメント業界で欠かせない存在となっている。

全米ろう者協会(NAD)を代表して、アリゾナ州出身の著名な俳優トロイ・コッツァーがアメリカ手話(ASL)で国歌を担当する。映画“CODA(コーダ/邦題:コーダ あいのうた)”で高い評価を受けたコッツァーは、アカデミー賞で助演男優賞を受賞。ろう者としてオスカー像を手にした史上2人目の俳優になった。ネイティブアメリカンでろう者のコリン・デニーはアリゾナ州のナバホ族の一員であるという誇りを胸に、アメリカ・ザ・ビューティフルを手話で歌唱する。また、ジャスティナ・マイルズはリフト・エブリ・ボイス・アンド・シングを手話で披露するほか、『Apple Music Super Bowl Halftime Show(アップルミュージック・スーパーボウル・ハーフタイムショー)』でもASLを担当する予定だ。

アメリカ海軍で女性パイロットが誕生してから50年になることを記念し、海軍は国歌斉唱時に女性パイロットを編隊に加えてステートファーム・スタジアムの上空を飛行することとしている。編隊は、ストライクファイター飛行隊(VFA)147の“アルゴノーツ”からF-35CライトニングII1機、VFA-122の“フライングイーグルス”からF/A-18Fスーパーホーネット2機、電子攻撃飛行隊(VAQ)129の“バイキング”からEA-18Gグラウラー1機で構成される予定だ。

NFLはすでに、世界的スターのリアーナがアップルミュージック・スーパーボウル・ハーフタイムショーのヘッドライナーを務めることを発表している。今回のショーは『DPS』が制作し、『Roc Nation(ロック・ネイション)』とジェシー・コリンズがエグゼクティブプロデューサー、ハミッシュ・ハミルトンがディレクターを務める予定だ。

【RA】