クオーターバック（QB）デレック・カーの変化のオフシーズンは、“ビッグイージー”ことニューオーリンズ訪問から始まる。

ラスベガス．レイダースがニューオーリンズ・セインツにカーの訪問を実施する許可を出したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地7日（火）に伝えた。ラポポートによれば、訪問は水曜日に実施される見込みだという。

カーの現行契約にはノートレード条項が含まれている。レイダースはベテランとの別離の意向を明言しているものの、この条項があることで、まずはカーが行き先の候補を精査しない限り、すぐにトレードが成立することはない。

カーは昨年4月にレイダースとの延長契約にサインしたものの、ヘッドコーチ（HC）ジョシュ・マクダニエルズが満足するほどの実績を残しておらず、レギュラーシーズンの最後の2週でベンチに下げられている。カーの延長契約は、パートナーシップがうまく機能しなくなった際にチームの財政的な負担を軽減できるようになっている。マクダニエルHCがカーをベンチに下げて以来、流れは31歳のカーの新たな所属先を特定する方向に変わった。

ニューオーリンズは未来の殿堂入り選手であるドリュー・ブリーズが2020年シーズン末に引退して以来、確かな後継者を得られないでいる。ジェイミス・ウィンストンやアンデイ・ダルトンでプレーオフ進出を逃したセインツが、再びQBマーケット上に登場するようになった。

カーはその答になるかもしれない。しかし、まずはそこに合うのかどうかを見るためにルイジアナへ飛ぶ。

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