NFLで最も驚きのない昇格人事が正式発表された。

現地24日（金）、カンザスシティ・チーフスはマット・ナギーを攻撃コーディネーター（OC）に昇格させたことを発表している。

ナギーの昇格はエリック・ビエネミーがワシントンに旅立ったことを受けてのものだ。ビエネミーはコマンダースでも同じ役職に就くが、そこではプレーコールも担当することになる。

このニュースによってナギーとビエネミーのキャリアがいかに絡み合っているかがまた明らかになった。ナギーは2016年と2017年にチーフスのOCを務め、2016年にNFLでランキング20位だったオフェンスを2017年にはトップ5のユニットへと生まれ変わらせた。これを見て、シカゴ・ベアーズが2018年に彼をヘッドコーチ（HC）として採用している。ナギーが去った後、チーフスのOCとして入ったのがビエネミーだった。

ベアーズは長期的なQBを見つけることができなかったため、シカゴでのナギーの挑戦はうまくいかなかった。4シーズンでプレーオフには2回進んだものの、失望はあまりにも大きく、2021年シーズン後にチームはナギーを解雇した。

ナギーは2022年にアシスタント兼QBコーチの上に“シニア”の称号を付けて、アンディ・リードHCのスタッフとして戻ってきた。1週間前にビエネミーが離脱し、その後任が誰なのかは明らかだった――もちろんナギーだ。

今回は、すでにNFLでベストになっているオフェンスのOCに就くことになる。リードHCやQBパトリック・マホームズとの息もぴったりであり、チーフスの足並みが乱れることはないだろう。

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