当面不在となるQBマレーの姿勢に感心するカーディナルスOCペツィング
2023年02月25日(土) 19:24フィールドに戻れるのはまだ数カ月先の予定だが、クオーターバック(QB)カイラー・マレーは早くも彼の新攻撃コーディネーター(OC)を感心させる方法を見つけたようだ。
今の時期、楽観的見解はピークに達する。
クリーブランド・ブラウンズから新たにアリゾナ・カーディナルスへとやってきたドリュー・ペツィングがマレーに好感を抱くのに時間はそうかからなかった。
「彼のリハビリへの取り組み方、彼の競争心、勝利への強い意欲は本当に素晴らしい」と現地23日(木)、ペツィングはマレーについて述べている。「うれしいよ。まだ短時間だけど、ここでの様子が見られて良かった。彼を見て、これから彼のコーチができるんだと思うと期待でいっぱいだ」
アリゾナのオフェンスを競争力ある軍団にするツールをペツィングは持っている。マレーをはじめとして、カーディナルスにはワイドレシーバー(WR)のマーキス・ブラウンとロンデール・ムーア、ランニングバック(RB)ジェームズ・コナー、WRロビー・アンダーソンといった武器がそろっている。
現時点ではまだアリゾナでの未来が定かではないが、WRディアンドレ・ホプキンスもいる。ホプキンスをトレードすれば多くの資金を節約することが可能となり、新体制でのスタートということを考えると、その可能性はある。
しかし、今のところはホプキンスもカーディナルスのロースターに主要プレーメーカーの1人として残ったままだ。もう1人の主演であるマレーについては、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の手術を受けて回復時間が必要なため、しばらくは戻ってこられない。
「それは独特のチャレンジを生み出すことになる」とマレーの復帰までに長いタイムテーブルが待ち受けることについてペツィングは述べた。「だが、それがこのリーグの性質だ。何年目であろうと、何かしら処理や対応が必要なことは出てくるものだと思う。だから、それはわれわれがスタッフとして一緒に乗り越えていくことであり、秋が来て選手たちがフィールドに出ていく際にはベストな状態で出られるようにしたい」
新ジェネラルマネジャー(GM)のモンティ・オッセンフォートは来週のインディアナポリスで、マレー、ホプキンス、そしてカーディナルスの未来について多くの質問に答えなければならないだろう。今のところ、新ヘッドコーチ(HC)のジョナサン・ギャノンいわく最も印象的なOC候補だったペツィングは、マレーの能力を最大限に生かすためのオフェンスの考案に着手することになる。
ペツィングはすでに彼のクオーターバックがどのような心構えで仕事にやってくるかを十分に認識した。
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