シーズン中、NFLのコーチたちはカフェインを大量摂取した速読者よりも早く次のページをめくる必要がある。今週、バッファロー・ビルズのヘッドコーチ（HC）ショーン・マクダーモットには追加のカフェインが必要かもしれない。

ビルズは現地24日（日）にワシントン・コマンダースを破ったが、シーズン第4週には70得点を記録したマイアミ・ドルフィンズとの対戦を控えており、マクダーモットHCはこの先に大きな試練が待ち受けていることを知っている。

月曜日、マクダーモットHCはチームの公式サイトを通じて「その期間はどんどん少なく、もしくは短くなっている。特に70点も取るようなチームは、私のNFLキャリアで見たことがない。彼らはすごい爆発力がある」と話した。

ビルズはアウェイでコマンダースにターンオーバー5回とサック9回を浴びせ、37対3で勝利。しかし、同地区の対戦相手が70点を記録して50点差で勝利すると、34点差の大勝も平凡に見えてしまう。

ドルフィンズのスピードコンボは、タイリーク・ヒル、ジェイレン・ワドル、ラヒーム・モスタート、デボン・エイチェーンらで、他のチームがフィールドに出せる攻撃陣とはものが違う。その速さにマイク・マクダニエルHCの独自の戦術とクオーターバック（QB）トゥア・タゴヴァイロアの迅速なリリースと正確さを組み合わせると、街の1番のいじめっ子でさえも一瞬で負けてしまうようなオフェンスができ上がる。

マクダーモットHCは月曜日にドルフィンズのオフェンスについて「彼らはオフシーズン中にそこを強化したようだね」とコメントし、こう続けた。

「とても高いスキルを持っている。トゥアはものすごく上手に投げている。そして、彼らのやり方はほとんど革命的だ。（マイク）マクダニエルコーチはとてもクリエイティブで、ディフェンスの体勢を崩すためにいろいろなことをする」

マクダーモットHCは今年、ビルズのディフェンスプレーコールを引き受け、これまでのところ良い結果を出している。ビルズの守備は3試合でそれぞれ16点、10点、３点のみ許し、各試合で相手を300ヤード以下に抑えた。しかし、ニューヨーク・ジェッツ、ラスベガス・レイダース、ワシントン・コマンダースとの対戦は、このドルフィンズとはまったく異なる。

マクダーモットHCはディフェンスの選手たちが1週間、正しい精神状態でドルフィンズの攻撃を鈍らせるために準備をしなければならない、と語った。

「基本的なことから始める。基本的なことの一部をもっと向上させる必要がある。それが強調されるべきポイントだと思う」とマクダーモットHCは言う。

ビルズはアメリカ東部時間10月1日（日）13時【日本時間2日（月）2時】にドルフィンズと対戦する。

【KO】