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ペイトリオッツ、かつて有望だったCBジョーンズをウェイバー

2023年11月14日(火) 13:21

ニューイングランド・ペイトリオッツのジャック・ジョーンズ【NFL】

コーナーバック(CB)ジャック・ジョーンズはニューイングランド・ペイトリオッツの門限規定違反を受けたと報じられてから2週間も経たずに職を失った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地13日(月)に報じたところによると、ペイトリオッツはジョーンズをウェイバーにかけたという。ジョーンズの代理人であるJ.トーソンはこの件を確認し、声明を発表。その後、ペイトリオッツは月曜日の午後にジョーンズの解雇を発表した。

トーソンは「ジャックをドラフトしてくれたペイトリオッツに感謝したい」と言い、こう続けている。「ジャックは計り知れない才能の持ち主であり、早ければ次の日曜日にでも次のチームで即戦力として貢献することを楽しみにしている」

ジョーンズの離脱は有望なディフェンダーから考え直させる存在へと急降下したことを象徴しているようだ。アリゾナ州立大学から2022年ドラフト4巡指名でペイトリオッツに入団したジョーンズは、ルーキーシーズン中にパスをインターセプト2回し、そのうち1回でリターンタッチダウンを決めて名を上げた。2022年には13試合(2試合は先発)に出場し、2023年に向けてペイトリオッツのディフェンスで有用なピースとなり、多くのポテンシャルを秘めていると見られていた。

しかし、その後のジョーンズはフィールドの内外で問題に見舞われた。

ジョーンズは6月にボストンのローガン国際空港で、持ち込み荷物に2丁の銃器が見つかったことで逮捕されている。後にジョーンズは9つの武器関連の告発のうち8つを取り下げることと引き換えに、1年間の保護観察と48時間の社会奉仕を行うことに同意した。ジョーンズは定時にトレーニングキャンプに出席し、この事件に対するリーグの懲罰はまだ受けていないが、結局はハムストリングのケガでシーズンの開始を逃し、負傷者リスト(IR)に載っていた。

ジョーンズはシーズン第7週に勝利したバッファロー・ビルズ戦で2023年のデビューを果たし、ペイトリオッツのディフェンススナップ全体のうち60.6%に参加している。しかし、ジョーンズはシーズン第9週のワシントン・コマンダース戦前にチームのホテルに門限後に到着したとされ、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックによってジョーンズと同じく門限規定違反とされたチームメイトのJ.C.ジャクソンと共に試合のスタートからベンチに置かれた。

ジャクソンはシーズン第10週のインディアナポリス・コルツ戦の試合でペイトリオッツの海外遠征に同行することを許されなかったが、ジョーンズはチームと共に遠征している。しかし第9週と同じように、ジョーンズはドイツでも第1クオーターをベンチで過ごし、試合から距離を置いたように見えていた。結局、キャリア最低の10スナップしかプレーできず、帰国後、ペイトリオッツはドラフトしてから2年足らずでジョーンズとの関係を断つことを決定した。

ジョーンズはキャリアの中で環境の変化を経験している。ジョーンズはスター選手としてUSCでカレッジキャリアをスタートさせたが結局は解雇され、ジュニアカレッジを経てアリゾナ州立大学に移った。

【KO】