右親指負傷のラムズQBスタッフォードがシーホークス戦出場見込み
2023年11月14日(火) 11:10バイウイークを生かしてケガを癒すことができたクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは、ロサンゼルス・ラムズの一員として復帰する準備ができている。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイが現地13日(月)に発表したところによると、親指のケガで前回の試合を欠場したスタッフォードは今度の日曜日のシアトル・シーホークス戦に出場する見込みであるという。
スタッフォードは月曜日に個別の練習を行った際にボールを握って投げられており、これはプレーするのに差し支えないほどケガが治ったという良い兆候だとマクベイHCは分析している。
35歳のスタッフォードはシーズン第8週のダラス・カウボーイズ戦の第3クオーターにインコンプリートパスを投げた際に、親指が相手守備選手に接触して退場。その後、スタッフォードは利き手である右手親指のUCL(内側側副靱帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫していると発表された。当初は日々の経過観察の対象となっているとされていたが、結局そのケガでシーズン第9週の試合を欠場している。
スタッフォードが離脱している間、彼の代役を探すのに苦労していたラムズにとって、スタッフォードの復帰は待ち遠しいものであった。スタッフォードが負傷離脱した時、ブレット・リピンが代役として出場し、次のグリーンベイ・パッカーズ戦では先発となる。プロ4年目のリピンは130パスヤード、インターセプト1回、ファンブルロスト1回と苦戦し、パッカーズに敗れている。
ラムズはその後、リピンをウェイバーにかけて、フリーエージェントのQBカーソン・ウェンツを2番手QBとして獲得した。しかし、マクベイの月曜日の発言によれば、ラムズはシーズン第11週のシアトル・シーホークス戦でウェンツを先発させる必要はないようだ。
ケガで欠場する前、スタッフォードは8試合で2,070ヤードとタッチダウン8回を投げており、これはケガを抱えながら戦っていた2022年の成績を上回っている。また15年目のベテランであるスタッフォードは、9試合に出場した後に脊髄(せきずい)挫傷で戦線離脱した昨年とは異なり、今年は1試合だけを欠場してフィールドに復帰する予定だ。
ラムズはシーズンの半分を残して3勝6敗とNFC西地区首位争いに遅れをとっているが、チームはスタッフォードの復帰が起爆剤となることを期待し、手始めに今度の日曜日には同地区で首位を走る相手と対戦する。
【KO】