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タイタンズと日産が20年契約で新スタジアムのネーミングライツを継続

2023年11月18日(土) 19:00

テネシー・タイタンズの本拠地、ニッサン・スタジアム【AP Photo/Mark Humphrey】

2027年に新スタジアムに移るテネシー・タイタンズが北米日産会社と新たに20年間のネーミングライツ契約を結び、現在のスタジアム名を使い続けることが分かった。

今後もチームがニッサン・スタジアムでプレーを続けることを意味する独占契約の締結を現地17日(金)にタイタンズが発表した。金銭的な条件は未公開だが、ニッサン・スタジアムの名称は2015年から現在の本拠地で使われている。

新しい屋内型スタジアムは2027年NFLシーズンにオープン予定で、州間高速道路24号線と現在のスタジアムの間に位置する駐車場に建設される。ナッシュビルでは、21億ドル(約3,140億2,350万円)をかけたこの施設にスーパーボウルやファイナルフォー、コンサート等を誘致するためのグループもすでに結成されている。

「われわれは日産と長く続く友情を築いており、このパートナーシップの継続は自然な流れでした」とタイタンズのバーク・ニヒル会長兼CEOはコメントした。

日産はテネシー州に2つの製造工場を有しており、北米本社もナッシュビル南部のフランクリンに位置している。テネシーで日産は1万1,000人以上を雇用している。

契約に従い、日産はタイタンズの『ONE Community(ワン・コミュニティー)』プログラムをサポートすることになっており、1年を通してコミュニティーイベントで利用可能な1,115平方メートルのスペースを新スタジアムに設けることになる。北米日産のジェレミー・パパン社長はニッサン・スタジアムについて、ナッシュビルのスカイラインを飾るセンターピースだと語る。

「新スタジアムに引き続きわれわれの名前を冠することは日産にとって重要なことです」とパパン社長は述べた。「より多くの人々がナッシュビルを訪れ、この素晴らしい街で生活するようになるにつれ、ニッサン・スタジアムはわが社のブランドと、われわれがここで40年以上にわたって提供してきた雇用機会を示す真のショーケースとなっています」

新スタジアムの完成後、1999年にオープンした現スタジアムはその役割を譲り渡すことになる。新ニッサン・スタジアムの建設にはNFLスタジアムとしては最大規模の公的資金が投じられると考えられており、合わせて12億ドル(約1,794億4,200万円)の州債と地方債が発行されている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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