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指を負傷したQBハーバートのためにチャージャーズは“ベストだと思うことをするつもり”とステイリーHC

2023年12月12日(火) 09:59

ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートは手を負傷したことにより、現地10日(日)に24対7で敗れたデンバー・ブロンコス戦の後半に退場を余儀なくされた。そして、そのケガがより多くのものをハーバートから奪う可能性もある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜朝に報じたところによると、ハーバートは投球側の手の人差し指を骨折したという。ハーバートは月曜日に複数の検査を受け、ケガに関するさまざまな意見を聞いた上で、行動指針を決める予定だ。

月曜朝に報道陣に対応した際に、あいまいな態度を崩さなかったチャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーによれば、ハーバートはすでに手の専門家による診断を受けており、月曜午後にもう1人の専門家のもとを訪れる予定だという。ステイリーHCは報道陣に「私たちはジャスティンにとって長期的にベストだと思うことをするつもりだ」とコメント。木曜夜に行われるラスベガス・レイダース戦にハーバートが出場する可能性があるかについては明言を避けている。

チャージャーズにとって、2023年シーズンは計画通りには進んでいない。現在5勝8敗のチャージャーズは、特にハーバートが欠場するとなれば厳しい戦いを強いられることになるシーズン最後の1カ月間を迎えようとしている。ステイリーHCの職の安定を含め、チームの将来についてはほとんどすべてが不透明な状態だ。チャージャーズが期待通りの成果を挙げておらず、敗れた試合のいくつかでひどい有様を見せていたことを受けて、ステイリーHCの立場は非常に危ういものになっていると言えよう。

日曜日、ハーバートをケガで失い、17対0と差をつけられた後に、第4クオーターになんとか7点を獲得するも最終的に17点差で敗れたチャージャーズは、またしても最悪の状況に置かれている。ハーバートがプレーできる可能性があると医師が判断するか――投球側の手の人差し指を骨折していることを踏まえると、その可能性は極めて低い――あるいは、ステイリーHCが2023年シーズンの残りをバックアップのイーストン・スティックと共にプレーすることを余儀なくされるかに注目だ。

【RA】