ワシントン・コマンダースのクオーターバック（QB）ジャコビー・ブリセットが先発に昇格するのは少し時期尚早だったかもしれない。

現地29日（金）に公表されたチームの故障者レポートによると、ハムストリングの問題を抱えるブリセットは31日に控えるシーズン第17週のサンフランシスコ・49ers戦出場がクエッショナブルとのこと。

コマンダースのヘッドコーチ（HC）ロン・リベラは金曜日に報道陣に対し、ブリセットが木曜日にハムストリングの張りを訴えて治療が必要となり、結果、誰がクオーターバックのポジションにつくのかはっきりとしない形となったと明かした。

リベラHCによると、コマンダースはこれから48時間にわたってブリセットの様子を経過観察し、49ers戦の出場は試合当日の判断になるという。

リベラHCが可能な限り先延ばしにしていた決断の結果、ブリセットはシーズン第17週に今季初先発を果たす予定だった。リベラHCが選んだトップクオーターバック、サム・ハウエルはレギュラーシーズンのほとんどを通じて、自身の出番を正当化できるほど十分なプレーをしていたものの、ここ2週間においてハウエルがコントロールするコマンダースのオフェンスは、ブリセットのときよりもかなり悪くなっている。

先週、ブリセットはコマンダースが勝つ見込みのほとんどないニューヨーク・ジェッツ戦に途中出場し、3回続けてタッチダウンドライブを展開させて、それまでバスを温めるだけで満足しているように見えたオフェンスを目覚めさせた。ハウエルがブリセットから指導を受けるには、ベテランがオフェンスを仕切るのを見ることだとリベラHCに納得させるには十分だったようだ。

ブリセットのハムストリング次第では、この切り替えは実現せずに終わるかもしれない。

【KO】