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ベアーズがシェーン・ウォルドロンを新OCとして採用へ

2024年01月23日(火) 11:02

シェーン・ウォルドロン【NFL】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地22日(月)、情報筋の話を元に、シカゴ・ベアーズが元シアトル・シーホークスの攻撃コーディネーター(OC)シェーン・ウォルドロンを新OCとして採用する方向で調整していると報じた。

44歳のウォルドロンは過去3シーズンをシーホークスの攻撃コーディネーターとして過ごしている。シーホークスに入る前はロサンゼルス・ラムズでヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイの下で働き、2017年にタイトエンド(TE)コーチからパスゲームコーディネーターに昇格し、2021年にディビジョンライバルであるシーホークスに移籍。

ベアーズの攻撃陣がまたもや期待はずれのシーズンを終えたのを受け、ルーク・ゲッツィOCが解雇されており、マット・エバーフラスHCにとっては重要な雇用となっている。ゲッツィはグリーンベイ・パッカーズでマット・ラフルアーHCの下で働き、プロでのプレーコール経験はないままベアーズに移籍している。この試みはうまくいかず、ベアーズのオフェンスは一貫性がなく、ときおり首をかしげるようなデザインもあった。

ウォルドロンを採用することで、エバーフラスHCはランとパスを織り交ぜる能力を示した経験豊富でクリエイティブなプレーコーラーを得ることになる。(元シーホークスHCの)ピート・キャロルの下で働いた経験を持つウォルドロンは、ディフェンス志向のコーチのためにオフェンスを運営する方法を知っており、シーホークスのクオーターバック(QB)ジーノ・スミスを2022年のプロボウルキャンペーンに導いたと評価された。

今季にウォルドロンが指揮したシーホークスオフェンスは、1試合平均21.4得点、322.9ヤードを記録。

今後の課題は、ウォルドロン指導下のクオーターバックが誰になるかだ。

ジェネラルマネジャー(GM)のライアン・ポールズは、ドラフト全体1位指名権を新しいクオーターバック――ケイレブ・ウィリアムズ、ドレイク・メイ――に使うか、またはその指名権をトレードして現QBジャスティン・フィールズと共に進むかを決めなければならない。ウォルドロンの雇用はベアーズがどちらに傾いているかについて――たとえば、元アリゾナ・カーディナルスHCクリフ・キングスベリーが持っているウィリアムズとの師弟関係のような――大きなヒントを与えているわけではない。とはいえ、ラムズとシーホークスでの数年間で複数のクオーターバックを手掛けたウォルドロンの能力を考えると、フロントオフィスがどのような方針を決定するかにかかわらず、これは良い雇用になるだろう。

【KO】