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AFCチャンピオンシップゲーム中のスタジアム上空にドローンを飛ばした男が起訴される

2024年02月07日(水) 17:37

NFLロゴ【NFL】

ペンシルベニア州の男が、先月行われたAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップのボルティモア・レイブンズ対カンザスシティ・チーフスの試合中に、ボルティモアのM&Tバンク・スタジアム上空でドローンを違法に飛行させ、試合の一時中断を余儀なくしたかどで起訴されたと、メリーランド州連邦検事局が現地5日(月)に発表した。

ペンシルベニア州チャッズフォードに住むマシュー・ヘバート(44歳)は1月28日、未登録のドローンを操作して、証明書を持たずに操縦を行い、国防空域を侵犯したことに関する3つの重罪で起訴されている。

連邦航空局によると、NFLやMLBの試合を含むイベント中、少なくとも3万人収容のスタジアムの周囲3マイル(約5km)以内では、試合開始の1時間前から終了後の1時間後までの間、ドローンの飛行が禁止されているという。11月には、連邦航空局は、レイブンズ対シンシナティ・ベンガルズの試合を一時遅らせたドローンを調査すると発表していた。

メリーランド州警察は未確認で未承認のドローンを近隣まで追跡し、ドローンが着陸したところでへバートを発見。彼はドローンの操作を認めたと、FBI特別捜査官デイビッド・ロドスキが宣誓供述書に記している。ヘバートは警察官とFBI捜査官に、2021年にドローンをオンラインで購入し、アプリを使用して操作していたが、ドローンを操作する訓練やライセンスは持っていなかったと話した。

宣誓供述書によると、レイブンズのジャージを着ていたヘバートは、フットボールの試合を見るためにボルティモアの友人宅を訪れていたが、試合中のスタジアム周辺の規制については知らなかったという。アプリは以前、飛行制限によりドローンを操作することを妨げていたため、へバートはドローンを操作できることに驚きつつも、飛行が許可されていると思い込んでいた。

ヘバートはドローンを約100メートル(約330フィート)以上の高さで約2分間飛行させ、自身とスタジアムの6枚の写真を撮影し、ビデオも撮影した可能性があるが、警察官に声をかけられるまで自身の飛行がゲームに影響を与えていたことを知らなかったと宣誓供述書に記されている。

火曜日に行われた電話取材に対して、ヘバートはコメントを拒否した。

有罪判決を受けた場合、ヘバートは、故意に未登録のドローンを操作した罪と、故意に操縦者証明書を持たずに操縦者を務めた罪で、最大で3年の連邦刑務所行きとなる。また、故意に合衆国国防空域を侵犯した罪で最大で1年の連邦刑務所行きとなる。出廷と罪状認否は今月末に予定されている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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