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ビルズとジェッツの元HCレックス・ライアンがDC候補としてカウボーイズと面談

2024年02月08日(木) 09:27

レックス・ライアン【Photo by Chris Pizzello/Invision/AP】

NFLでヘッドコーチ(HC)を務めた経歴を持つ人物がまた1人、ダラス・カウボーイズのコーディネーター候補になっている。

現地7日(水)、カウボーイズが空席となっている守備コーディネーター(DC)の候補としてレックス・ライアンと面談したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。第一報は『CBS Sports(CBSスポーツ)』が伝えている。

ライアンは以前にニューヨーク・ジェッツとバッファロー・ビルズのヘッドコーチを務めていたが、2017年以降はコーチ業から遠ざかっていた。

ダン・クインがワシントン・コマンダースのヘッドコーチに就任したことを受けて守備コーディネーターを探しているカウボーイズはすでに、コマンダースの元HCロン・リベラやミネソタ・バイキングスの元HCマイク・ジマーとの面談も予定していた。そして今回、カウボーイズのDCの座を狙うもう1人の元HCとして、ライアンがそこに加わっている。

この7年間を『ESPN』のアナリストとして過ごしてきたライアンは、昨オフシーズンにもコーチ職の面談を受けており、最終的にバンス・ジョセフがその座を獲得するまではデンバー・ブロンコスの守備コーディネーター最有力候補とみなされていた。

ライアンが初めてNFLでの仕事を手に入れたのはアリゾナ・カーディナルスに加入したときで、1994年から1995年にかけてディフェンシブライン(DL)コーチ兼ラインバッカー(LB)コーチを務めた。その後、1999年にDLコーチとしてボルティモア・レイブンズに加入したライアンは、昇格して2005年から2008年まで守備コーディネーターを歴任している。そこからジェッツでヘッドコーチに就任し、最初の2シーズンにチームをAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに導いた。しかし、勝利数は減少していき、6シーズンで46勝50敗という成績を残したのちに2014年シーズン終了後に解雇されている。ライアンはそれからビルズに移り、解任されるまでほぼ2シーズンにわたってヘッドコーチを務めた。

ヘッドコーチあるいは守備コーディネーターとして過ごした12シーズンで、ライアンが率いたディフェンスは9回、被ヤードでトップ10に入っている。

【RA】