クオーターバック（QB）ジャコビー・ブリセットがボストンへ戻る。

ブリセットとニューイングランド・ペイトリオッツが1年800万ドル（約11億7,744万円）の契約に合意したと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じた。NFLネットワークのトム・ペリセロは、この契約はインセンティブを含めて最大1,200万ドルになると伝えている。

31歳のブリセットは2026年NFLドラフトの3巡目でペイトリオッツから指名を受けていた。ペイトリオッツ帰還後は先発争いに加わるか、今後追加されるメンバーを待つ間の要員を務めると見られる。

ペイトリオッツは前もって報じられていた通り、月曜日にQBマック・ジョーンズをジャクソンビル・ジャガーズにトレード。それに続いて、8年目のベテランを呼び戻した。ブリセットは2023年にワシントン・コマンダースの控えを務め、サム・ハウエルのリリーフとして3度の出場でタッチダウンパス3回、224ヤードをマークする活躍を見せた。

その前の年には、クリーブランド・ブラウンズで先発QBデショーン・ワトソンが出場停止になっている間の11試合に先発。1年を送ったクリーブランドではタッチダウンパス12回、インターセプト6回を記録した。

緊急時に頼れる存在であることを示したブリセットの加入は、ペイトリオッツQBルーム再建の最初の1歩だ。ブリセットと1年契約を結んだことは、ペイトリオッツが来たるドラフトで有望な未来のフランチャイズQBの獲得を検討していることを示唆する。

とは言え、しばらくの間は、ペイトリオッツでわずか1年を過ごした後にインディアナポリス・コルツにトレードされていたブリセットが、新時代のペイトリオッツにおける馴染みある存在になるだろう。

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