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元チャージャーズのRBエイケラーがコマンダースと約16億円の2年契約に合意

2024年03月12日(火) 11:51


ロサンゼルス・チャージャーズのオースチン・エイケラーとイーストン・スティック【AP Photo/David Becker】

オースチン・エイケラーがついにフリーエージェントのステータスに別れを告げ、新天地を見いだした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによると、長くロサンゼルス・チャージャーズのランニングバック(RB)として活躍したエイケラーがワシントン・コマンダースと最大1,143万ドル(約16億8,276万円)の2年契約を締結したという。

1年前の同じ時期に、長期的な契約延長を話し合おうとしないチャージャーズに憤慨したエイケラーがトレード要請の許可を求めたものの、ランニングバック市場が例外的な弱さを見せていたことから、最終的にインセンティブを追加するだけの契約更新に合意した時点で、エイケラーの離脱は実質的に確実だったと言えよう。

チャージャーズの体制が変わり、エイケラー自身も29歳の誕生日が近づく中、新天地を求めるには今がそのタイミングだった。結果、先発RBを務めるブライアン・ロビンソンのパスキャッチリザーバーとして活躍できそうなワシントンに居場所を見いだした。

ただ、エイケラーがチャージャーズで過ごした最終シーズンに稼いだ金額を上回ることはない。事実、インセンティブをすべて手に入れたとしても、その金額を下回る見込みだ。それでも、この時点では、7シーズンを通して合計69回のタッチダウンを積み上げてきたエイケラーにとっては最良の結果だろう。エイケラーは『グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101』のリストにおいて、89番目に位置づけられていた。かつてのような相手守備が恐れをなす爆発力には欠けるが、それでも、パスキャッチャーとしてはまだ結果を残せるランニングバックとして真っ当な位置づけだった。

指揮官のダン・クインと攻撃コーディネーター(OC)クリフ・キングスベリーのもとで新時代に向かうワシントン・コマンダースでは理想的な起用となりそうだ。エイケラーの経験は実績のある選手を欠くコマンダースの利益となり、エイケラーにとってもまた、今のNFLで大して稼げないポジションとしては堅実な金額を稼げる。

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