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ジャガーズが元ビルズWRデービスと3年57億円で契約

2024年03月12日(火) 11:55


バッファロー・ビルズのゲイブ・デービス【AP Photo/Ashley Landis】

ジャクソンビル・ジャガーズが、ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン率いるオフェンスに、フリーエージェント(FA)でスピードスターのワイドレシーバー(WR)ゲイブ・デービスを加えた。

ジャガーズがデービスと3年3,900万ドル(約57億2,408万円)で、最大5,000万ドル(約73億3,857万円)になる契約で合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地11日(月)に、この契約を知る人物からの情報として報じている。

年俸1,300万ドル(約19億860万円)となるこの契約は現在、全ワイドレシーバーの中で年俸ランキング23位となっており、契約が規格外なものになりがちなフリーエージェント期間中としては比較的堅実な契約だ。

24歳のデービスは、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスがフィールドを大きく使うための武器になる。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、デービスは2020年以降に、ディープパスにおけるタッチダウンレシーブを17回マークしており、マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル、タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンスに次いでNFLで3位タイにつけているという。デービスのレシーブ1回あたりの獲得ヤードは16.7ヤードで、2020年にリーグ入りして以来、NFLトップクラスだ(レシーブ150回以上が対象)。

ビッグプレーの名手であるデービスは、レシーブの76.7%でファーストダウンまたはタッチダウンを獲得しており、この記録は2020年以降ではリーグ最多となっている。

バッファロー・ビルズにおけるデービスの一貫性のなさは、フリーエージェントに向かう上で最大の懸念だった。2023年には3試合で100レシーブヤード以上をマークしたものの、5試合でレシーブ0回にとどまっている。

ジャガーズは、それが単にビルズオフェンスの副産物であることを願っている。

デービスはトップクラスのスピードでディフェンスを脅かすことができると同時に、積極的でフィジカルなブロッカーでもあるため、昨季にジャガーズが苦戦したランゲームの助けになるはずだ。

デービスのスキルセットは、ジャガーズWRのクリスチャン・カークとゼイ・ジョーンズを補完するものであり、ローレンスの元にはあらゆるレベルで勝てる多様なメンバーがそろうことになる。デ−ビスの獲得により、ジャガーズのワイドレシーバー陣はサイズとフィジカルが強化された。

デービスとの契約合意により、WRカルビン・リドリーのジャガーズでのプレーは1年で終わることになりそうだ。市場に出回るトップクラスのWRであるリドリーとジャガーズが別々の道を歩めば、リドリーの値札が高騰する可能性がある。

NFLが定める2日間の交渉期間中に、各チームは選手の代理人と契約条件について話し合うことができるが、正式にサインできるのは13日(水)アメリカ東部時間16時【日本時間14日(木)5時】に2024年リーグイヤーが始まってからのことになる。

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