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RBバークリーの移籍を受け、ジャイアンツがRBシングルテリーとの契約に合意

2024年03月12日(火) 11:58


ヒューストン・テキサンズのデビン・シングルテリー【AP Photo/David J. Phillip】

ニューヨーク・ジャイアンツはランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを失ったことに対処するのに、あまり多くの時間を無駄にしなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地11日(月)に報じたところによると、ジャイアンツとRBデビン・シングルテリーがフリーエージェント契約で合意に達したという。

“モーター”という愛称で親しまれているシングルテリーは、2019年にNFL入りしてから安定した成績を残しており、2023年シーズンにはヒューストン・テキサンズの軌道を変えるのに貢献した。シングルテリーは昨シーズン最初の7試合をデイミオン・ピアースに次ぐ2番手RBとして過ごし、その間のチームの成績は3勝4敗だった。その後、シングルテリーは最後の10試合で先発を務めている。

26歳のシングルテリーはテキサンズのオフェンスにフィットし、キャリアハイとなる898ランヤードを獲得。先発した10試合では平均71.5ランヤードを稼ぎ、4回得点を挙げた。さらに、シングルテリーはレシーブ30回で193ヤードも記録しており、ピッツバーグ・スティーラーズに勝利した試合ではタッチダウンパス1回も決めている。

フィラデルフィア・イーグルスと契約するバークリーは、シングルテリーよりも爆発力のある選手だったと言える。とはいえ、シングルテリーの安定感は彼の特徴の1つだ。NFLでの5シーズンを通して、シングルテリーはいずれのシーズンにおいても、ランで687ヤードから898ヤード、レシーブで193ヤードから280ヤードを記録している。バークリーが昨季だけで3試合、過去5シーズンで25試合を欠場したのに対し、シングルテリーは過去3シーズンで1試合しか欠場していない。

身長約170cm、体重約92kgのシングルテリーは、2019年NFLドラフトでバッファロー・ビルズから3巡目(全体74位)指名を受けた。シングルテリーがビルズに所属していたキャリア最初の3シーズンに、ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンとヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールは2人とも、ビルズのスタッフを務めていた。

シングルテリーは2019年に一度だけジャイアンツと対戦したことがあり、その試合ではキャリー6回、57ヤード、タッチダウン1回を記録。ビルズがメットライフ・スタジアムでジャイアンツを28対14で下すのに貢献した。

今後、そのスタジアムをホームと呼ぶシングルテリーは、バークリーの後任として重責を担うことになる。

【RA】