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イーグルスとWRスミスが3年約116億円の契約延長に合意

2024年04月16日(火) 10:05


フィラデルフィア・イーグルスのデボンタ・スミス【NFL】

ワイドレシーバー(WR)デボンタ・スミスがフィラデルフィア・イーグルスに2024年シーズン以降の残留を納得させるために5年目オプションを使い尽くす必要はない。

現地15日(月)、2021年ドラフト1巡目指名を受けたスミスがイーグルスと3年7,500万ドル(約115億6,620万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。ラポポートによると、スミスの契約には5,100万ドル(約78億6,502万円)の保証金が含まれるという。

その後、チームがスミスとの契約を正式に発表した。

カレッジ時代に全米タイトルを2度獲得しただけではなく、ハイズマントロフィーを受賞し、満場一致でオールアメリカンにも選出されたスミスは、アラバマ大学出身の期待の星としてイーグルスに加入。スミスがプレーできることは誰の目にも明らかだったが、その細身の体型がNFLレベルでは不利になるのではないかと心配する声も多かった。

今のところ、そのようなことにはなっていない。スミスはキャリア最初の3年間でイーグルス史上最多のレシーブ数(240回)、レシーブヤード(3,178ヤード)を記録。また、2022年には単一シーズンにおけるレシーブ数としてイーグルス史上3番目に多い95回をマークした。プレーオフゲームにおけるキャリア通算レシーブヤードでイーグルス史上最多記録を保持しているハロルド・カーマイケル(465ヤード)を上回るには、あと61ヤードを稼げばいい。

スミスは優秀で、サイズも懸念点ではない。スミスにはディープスレットとしてもキャッチ&ランマシンとしても実績があり、イーグルスがスミスを確保したことには何の驚きもないと言えよう。

常に抜け目のないジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマン側のタイミングとしても賢明だ。ローズマンGMはスミスを引きとめるためにその5年目オプション――2025年に有効になる――を長期的なプランに組み込んだ。5年目オプションを含めると、スミスが年平均2,500万ドル(約38億5,540万円)を計上し始めるのは2026年からで、この数字は現時点でチームメイトのA.J.ブラウンと並んでNFLの全レシーバーの中で4番目に高いが、2026年を迎える頃にはもっと手頃な値段に見えるだろう。

25歳として2024年シーズンに臨むスミスは、29歳として迎えるシーズンまでイーグルスにとどまることができ、今の調子でキャリアを積めば、もう一度、巨額の契約を手にできるだろう。すべての兆候が、2年連続で1,000レシーブヤード以上、タッチダウン7回を記録しているスミスに大型報酬を得る価値があることを示している。

【RA】