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WRアイユークの代理人が49ersからのトレード要求を否定

2024年04月16日(火) 10:58


サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【AP Photo/Godofredo A. Vasquez】

ワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークは新しい契約を望んでいるが、サンフランシスコ・49ersの手を煩わせるトレード要求にはまだ踏み切っていない。

アイユークの代理人であるライアン・ウィリアムズが、アイユークがトレードを要求したという報道をソーシャルメディア上で否定した。

新人契約5年目を迎えるアイユークの年俸は、1,410万ドル(約21億7,527万円)になる予定だ。最近、アイユークは“自分に見合った報酬を得ようと努力している”と述べていた。2023年シーズンには、キャリア最高の1,342レシーブヤードと、レシーブ75回でタッチダウン7回をマークしており、オールプロセカンドチームの栄誉に輝いた。アイユークは平均年俸でワイドレシーバーのトップクラスに入るような年俸アップの価値が自身にはあることを証明している。

ビッグプレーを量産するアイユークは49ersオフェンスの重要な歯車であり、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは3月のオーナー会議でトレードのうわさをきっぱりと否定した。

しかし、リンチGMの前向きな姿勢とは裏腹に、交渉はうまくいっていないのかもしれない。アイユークは最近になって、『Instagram(インスタグラム)』上で49ersの公式アカウントのフォローを解除したが、これは選手が交渉中に不満を抱いていることを示す、現代的な手段だ——WRディーボ・サミュエルも49ersとの契約交渉中に同じような行動をとっている。

現時点では、アイユークの代理人がトレードを求めるほどの事態には至っていないものの、将来それが起こる可能性が否定されているわけではない。過去にはNFLドラフト直前やドラフト期間中に大物選手がトレードされた例があった(たとえば、2022年ドラフト期間中にWRのA.J.ブラウンがテネシー・タイタンズからフィラデルフィア・イーグルスへトレードされたケースなど)。このため、ドラフト期間は、ソーシャルメディア上の態度よりも、ベイエリアでの状況がどう進展しているのかを、よりよく示す重要な期限であると言える。

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