シアトル・シーホークスがメリーランド大学のクオーターバック（QB）タウリア・タゴヴァイロアを来週末に予定している新人ミニキャンプに招待したという。現地28日（日）に『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが報じた。

マイアミ・ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアの実弟であるタウリアにとっては、実力を証明し、兄と同じようにNFLに参戦するための契約を勝ち取る可能性を広げられるチャンスだ。

タウリアは兄の母校でもあるアラバマ大学でキャリアをスタートさせたが、メリーランド大学に転籍、4年間にわたってスターターを務め、ビッグテンの歴代首位となる通算1万1,256ヤードを記録し、テラピンズでの活動を締めくくった。最後の3シーズンはいずれも3,000ヤード以上を投げ、3年時と4年時にはオールビッグテンのセカンドチームに選出されている。

大記録を打ち立てたとはいえ、身長177.8cmと体重90.7kgはNFLの司令塔としてはサイズが小さい方だ。多くの点で、タウリアは兄トゥアの小型版と言え、そのサイズと機動力でポケット外のプレーを得意としている。

今回、ルーキーキャンプに招待されたタウリアは兄の後を追ってNFL参戦に挑む。シアトルで印象的なパフォーマンスを披露し、最終的には多忙を極めた大学キャリアに続く道筋を作るのが目標だ。

シーホークスのクオーターバック陣は現在、ジーノ・スミスとサム・ハウエルのほか、ドラフト外フリーエージェントとして契約したサンノゼ州立大学のシェボン・コルデイロが名を連ねる。前述2名のポジションは固定されているものの、印象に残れば加わる余地はある。

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