QBケイレブ・ウィリアムズに“ハリウッド”的問題などないとベアーズCBジョンソン
2024年05月01日(水) 14:17コーナーバック(CB)ジェイロン・ジョンソンは3月に、注目を集める選手がNFLに入る際に求められる対応についてコメントしたことで、意図せずに新しいチームメイトに対して境界線を作ってしまった。
つまり、ジョンソンは、クオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズ——より正確には、同じような知名度を持つ選手——がリーグに入る際には謙虚さが求められ、“ハリウッド的なものをビルに持ち込んではいけない”と発言していたのだ。しかし、そのウィリアムズが正式にジョンソンのチームメイトとなった今、ジョンソンには事実関係を明確にする必要があった。
シカゴのラジオ局『670 The Score(670ザ・スコア)』の“Parkins and Spiegel Show(パーキンズ・アンド・スピーゲル・ショー)”に出演したジョンソンは現地4月30日(火)、“Up and Adams Show with Kay Adam(アップ・アンド・アダムズ・ショー・ウィズ・ケイ・アダムズ)”で行われた自身のインタビューについて、次のように述べた。
「その会話は完全に完全に誤解された。俺から言わせれば、人々は興味を引くことばかりを求めていて、あのくだらない会話の全体の文脈すら考慮していないと感じている。その会話の途中で、彼女(ケイ・アダムズ)が“もしケイレブ・ウィリアムズがドラフトされてチームにやってきたらどう思う? 彼はハリウッドスターのような選手だけれど、彼がロッカールームにどのように影響すると思う?”と尋ねてきたんだ。彼女は何度も“ハリウッド”という言葉を使った。俺は一度も“彼はハリウッドスターだ。彼はこれこれだ”なんて言っていない。俺は彼のことをよく知らない」
「俺が知っている限りでは、彼はハイズマン賞を受賞していて、オクラホマ大学から南カリフォルニア大学(USC)に転校した優れた選手で、よくパスを投げるやつだ。つまり、俺が彼について知っているのはそれくらいだよ。だから、彼女が“ハリウッド、ハリウッド”と言ったとき、俺は“もし彼がハリウッドスター気取りでここに来るなら、俺たちはその真意を見抜いてみよう”って思ったんだ」
ジョンソンは当初のコメントについてウィリアムズとすでに話し合い、問題を解決したと明かした。しかし、公に対しては、批評家たちがささいな問題を大きく取り上げる前に、全員が同じ認識を持っていることを確認する必要があったのだ。
2020年ドラフト2巡目指名を受けたユタ大学出身のジョンソンはこうつけ加えている。
「俺は誤解を解こうと“なあ、ああなるはずじゃなかったんだ。俺はおまえをよく知らない”って言った。そしたら、彼は俺をたたいて、“俺は勝者だ。俺はただ勝ちたいだけさ”って返してきた」
「そんな会話をした。もう大丈夫だ。その後、ユタとUSCのことで少し茶化して、それですべてうまく収まった」
ウィリアムズはドラフト全体1位指名を受けるまでの1年間、最近のどのドラフト上位候補生よりも否定的な注目を集めていた。しかし、その多くはウィリアムズの自尊心や、ベアーズでのプレーを望んでいないという憶測にまつわるものだ。そしてその大半は報道に基づくものであり、ウィリアムズ自身が公に発言したわけではない。それでも、こうしたうわさはドラフトされる瞬間まで、ウィリアムズを取り巻く否定的な空気を作り出していた。
ドラフトされて以来、ウィリアムズに対するベアーズのファンの評価は好意的なものばかりだ。こうしたファンは、ウィリアムズがこれまでの平凡なクオーターバックを超えて新たな高みにチームを導いてくれることを期待している。
ジョンソンもウィリアムズの支持者の1人に加わった。結局のところ、ベアーズが潜在能力を発揮するためには、ウィリアムズが最高のパフォーマンスを発揮することが必要なのだ。
ジョンソンは「いい関係を築くのが待ち遠しい」と語っている。
【KO】