特集

NFLチーム研究所シーズン2:Week 27 - ジャクソンビル・ジャガーズ

2018年06月09日(土) 11:20



NFLチーム研究所トップ > NFLチーム研究所シーズン2:Week 27 – ジャクソンビル・ジャガーズ

フロリダ州ジャクソンビル市は1989年に始まったNFLチーム招致活動の中で、ダウンタウンのセントジョンズ川沿いに立地し、カレッジのボウルゲームであるゲーターボウルの会場として知られたゲーターボウル・スタジアムのリノベーションに取り組むこととなった。

同スタジアムは1927年にオープンし、1989年当時は約8万人収容規模にまで拡張されていたが、NFLのスタジアムとしては設計や設備が古すぎると判断されたのである。当初2,550万ドル規模と見積もられていたリノベーションは、最終的に1億2,100万ドル(現在の2億ドル)に上り、ほとんどの施設を建て替える大規模なものとして承認された。そして1993年11月30日、NFL30番目のフランチャイズとしてジャクソンビルが承認されたのである。

リノベーション作業は翌1994年に始まり、1995年8月に完成したのがジャクソンビル・ムニシパル・スタジアムである。ムニシパルとは市営という意味で、スタジアムのオーナーはジャクソンビル市だ。屋外型のフットボール用スタジアムでオープンした当初は約7万3,000人収容だった。その後、リノベーションで増減があり、現在は約6万9,000人収容となっている。

1997年に携帯電話会社オールテルがネーミングライツを獲得し、オールテル・スタジアムに改称された。2005年2月には第39回スーパーボウルの会場となっている。2006年で同社との契約が終了し、2007年にはスタジアム名が再びジャクソンビル・ムニシパル・スタジアムに戻された。

2010年に地元ジャクソンビルに本社を置く銀行や金融サービスを展開するエバーバンクがネーミングライツを獲得、以来、エバーバンク・フィールドに改称されている。

2013年には6,300万ドルをかけたリノベーションが開始され、翌年には当時世界最大だった長さ約110メートル、高さ18メートルの大型ビジョンが設置された。

【渡辺 史敏】

NFLチーム研究所トップ > NFLチーム研究所シーズン2:Week 27 – ジャクソンビル・ジャガーズ