特集

プレーオフ - オークランド・レイダース

2017年01月05日(木) 01:09


オークランド・レイダース

今季のレイダースは若手の台頭で躍進を続け、ワイルドカード枠として2002年シーズン以来のプレーオフ進出を決めた。

先頭に立ってチームをけん引したのがクオーターバック(QB)デレック・カーとディフェンシブエンド(DE)カリル・マックの若手2人組だ。両者とも2014年度のドラフトでレイダースに入団しており、カーは今季15試合に出場してパス3,937ヤード、28タッチダウンを投げて大爆発。ランニングバック(RB)陣はラタビアス・マレーと新人ジェイレン・リシャードのコンビが繰り出すラン攻撃が着実に機能してきた。レシーバー陣もワイドレシーバー(WR)マイケル・クラブツリー、アマリ・クーパーが安定してカーのパスをつなぐなど、ランとパスの多彩な方面から攻撃を繰り出すチームへと進化を遂げている。

レイダースが進化したのは攻撃面だけではない。シーズン中盤に入って圧倒的な守備力を披露し始めたレイダースは、マックを筆頭にグループとして素晴らしい守りを見せてきた。レギュラーシーズンのマックを見る限り、プレーオフでもフィールド全体を走り回って大いに活躍することが期待できる。

しかしながら、第16週に行われたインディアナポリス・コルツ戦でQBカーが腓骨(ひこつ)を骨折する悲劇が起こり、プレーオフを直前にしてレイダースに暗雲が立ち込めた。カーの復帰は目途が立っておらず、プレーオフで復帰する可能性は低いと考えられている。カーの代打となるQBマット・マグロインも最終週のデンバー・ブロンコス戦で肩を負傷したため、残されたのは新人QBのコナー・クックとなり、先ごろにはクックがポストシーズン初戦となるヒューストン・テキサンズ戦で先発QBを務める“方向”で動いていることも判明している。攻撃陣がどれだけ新人をサポートできるかがプレーオフを勝ち残るカギとなりそうだ。

最終週にデンバー・ブロンコスに敗れたレイダースは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルであるカンザスシティ・チーフスがサンディエゴ・チャージャーズに勝利したのを受け、地区優勝を逃した。

シーズン成績(NFL全体順位)
オフェンス
パス1試合平均獲得ヤード 253.2ヤード(13位)
ラン1試合平均獲得ヤード 120.1ヤード(6位)
フィールドゴール成功率 82.9%(20位)
ディフェンス
パス1試合平均喪失ヤード 257.5ヤード(24位)
ラン1試合平均喪失ヤード 117.6ヤード(23位)

シーズン成績(NFL全体順位)
オフェンス
パス1試合平均獲得ヤード 253.2ヤード(13位)
ラン1試合平均獲得ヤード 120.1ヤード(6位)
フィールドゴール成功率 82.9%(20位)
ディフェンス
パス1試合平均喪失ヤード 257.5ヤード(24位)
ラン1試合平均喪失ヤード 117.6ヤード(23位)

2016年シーズン成績
日付 結果 対戦相手
1 09月12日(月) ○35-34 @セインツ
2 09月19日(月) ●28-35 ファルコンズ
3 09月26日(月) ○17-10 @タイタンズ
4 10月03日(月) ○28-27 @レイブンズ
5 10月10日(月) ○34-31 チャージャーズ
6 10月17日(月) ●10-26 チーフス
7 10月24日(月) ○33-16 @ジャガーズ
8 10月31日(月) ○30-24 @バッカニアーズ
9 11月07日(月) ○30-20 ブロンコス
11 11月22日(火) ○27-20 テキサンズ
12 11月28日(月) ○35-32 パンサーズ
13 12月05日(月) ○38-24 ビルズ
14 12月09日(金) ●13-21 @チーフス
15 12月19日(月) ○19-16 @チャージャーズ
16 12月25日(日) ○33-25 コルツ
17 01月02日(月) ●6-24 @ブロンコス