チーフスWRライスがOTAに参加する見込み
2024年05月21日(火) 09:44フィールド外の問題を抱えていることでカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)ラシー・ライスがOTA(チーム合同練習)に参加できなくなることはないようだ。
ライスが現地20日(月)にチーフスのOTAに集合すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じた。
キャリア2年目を迎えようとしている中で、ライスの周りには論争が渦巻いている。3月にダラスの高速道路でスピード違反をしながらスポーツカーを運転していたもう1人のドライバーと共に6台の車を巻き込む事故を起こし、加重暴行などの罪に問われているライスは、4月上旬に当局に出頭。また、5月には『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』が、ライスがダラスのダウンタウンにあるナイトクラブで暴行の疑いをかけられたと報じている。ダラス警察は『Associated Press(AP通信)』に対する事件報告でライスの名前を容疑者として挙げていない。
スピード違反の一件を経て、ライスは自主参加のオフシーズンプログラムのフェーズ1にリモートで参加していた。
今週にOTAが始まるのに伴い、チーム施設を訪れている24歳のライスはフィールドでの練習に参加する見込みだ。ライスにはNFLの個人行動規範に違反したとして出場停止処分が科される可能性もある。
昨季、チーフスがスーパーボウルを目指す中でチームのトップレシーバーとなったライスは、新人でありながらレギュラーシーズンの16試合に出場してキャッチ79回、938ヤード、タッチダウン7回を記録。今オフシーズン、チーフスはフリーエージェント(FA)のマーキス・ブラウンを獲得したほか、ゼイビア・ワーシーをドラフトで指名してクオーターバック(QB)パトリック・マホームズの周りのプレーメイキング能力を向上させた。フィールド外の出来事が原因でライスが欠場するようなことがあれば、そうした補強は大きな意味を持つだろう。
チーフスは5月20日(月)から22日(水)、28日(火)から30日(木)、6月4日(火)から7日(金)にOTAを実施。参加必須のミニキャンプは6月11日(火)から13日(木)に行われる予定だ。
【RA】