ドルフィンズHCマクダニエル、2年目に突入するRBエイチェーンにより大きな役割を期待
2024年05月30日(木) 12:18ルーキーシーズンに爆発的な活躍を見せたランニングバック(RB)デボン・エイチェーンは、その足首を折るようなスピードでマイアミ・ドルフィンズの攻撃陣を驚かせた。
ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは、このオフシーズンにオフェンスに専念できることで、エイチェーンが2年目にさらに飛躍可能だと信じている。
ドルフィンズの公式記録によれば、マクダニエルHCは現地28日(火)にこう語ったという。
「彼にとって、今は重要なオフシーズンだと思う。一般的に言われるのは、このリーグに入ったときにルーキーはみんなのうしろについて行くだけだからね。こういう流れになっているのは、ルーキーがワークアウトに集中したり、テストでいい数値を出したりすることに多くの時間を費やしているからなんだ。こうした時間測定のためにトレーニングしていると言っていいくらいだ。それが終わると、ドラフトされて、すぐに練習が始まる。そして、少しも休憩する間もなく、ルーキーシーズンが始まるんだ」
「2年目になると、すべてが落ち着き、やっていることの理由をより深く理解できるようになる。彼にとっては、オフェンスについての理解が深まれば深まるほど、ボールを受け取る機会も増える。彼は素晴らしい成績を残したけれど、昨年に得たチャンスの一部からは、もっと多くを引き出せる可能性があったと感じていることだろう」
2023年シーズンにエイチェーンは11試合に出場し、キャリー103回で800ヤード、タッチダウン8回をマークした。さらにレシーブ27回で197ヤード、タッチダウン3回を記録。シーズン第3週から第5週にかけては455ランヤード、合計タッチダウン7回という驚異的な数字を残したが、その後、エイチェーンはケガで4週間欠場し、シーズンの残りで100ヤードを超えたのは1度だけだった。
2年目を迎えるエイチェーンはパスゲームでの起用が増え、マクダニエルHCにとって一層強力な武器となるだろう。
マクダニエルHCは「さまざまな方法でボールを選手に渡せるようにすること、たとえば、異なるタイプのパスルート、選手が快適に走れるランスキームなど、そういったすべてのことが重要だ。彼はこのオフェンスの中で攻撃の中心に立つ方法を増やすことを、このオフシーズンに学んでいく。彼の体を見れば、筋力がついているのが見て取れるし、一生懸命に取り組んでいることが分かる。オフェンスのすべてを理解し、できる限り大きな役割を果たせるようになること。それが彼の目標だ」とコメント。
ラヒーム・モスタートがドルフィンズのリードバックとして定着している一方で、エイチェーンは健康を保てば出場機会が増えるはずだ。また、ルーキーのジェイレン・ライトはスピードあふれるドルフィンズのバックフィールドでダークホースになりうる。
【KO】