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シーホークス新OCグラブは「今までに見たことがないプレー」を準備しているとQBスミス

2024年06月01日(土) 18:57

シアトル・シーホークスのジーノ・スミス【AP Photo/George Walker IV】

シアトル・シーホークスが新しい攻撃コーディネーター(OC)ライアン・グラブの下で新しいオフェンスを導入することは、この夏のあまり注目されていない話題の1つだ。グラブは今回がプロの世界への初挑戦となる。

長年にわたりカレッジフットボールでアシスタントコーチを務めてきたグラブは、過去2シーズンをワシントン大学の攻撃コーディネーターとして過ごした。爆発力のあるオフェンスを生み出したグラブは、昨年にワシントン・ハスキーズをCFP(カレッジフットボールプレーオフ)ナショナルチャンピオンシップゲームに導いた。

OTA(チーム合同練習)が進行する中で、グラブOCの計画は少しずつ見え始めるだろうが、ワイドレシーバー(WR)のD.K.メットカーフ、タイラー・ロケット、ジャクソン・スミス・インジグバがどのように起用されるかを完全に把握できるのは、トレーニングキャンプとプレシーズンゲームが始まってからのようだ。元HCピート・キャロル時代の定番だったランゲームはその計画にどうフィットするだろうか?

クオーターバック(QB)ジーノ・スミスは今週、『The Jim Rome Show(ザ・ジム・ローム・ショー)』に出演した際に、グラブOC率いるオフェンスには、自身がNFLにいる12年で一度も経験したことのない要素があると語った。

スミスはロームに対して、「ここ2週間で見てきたプレーの中には今までに見たことがないものもあった。12年目のベテランが言うんだから、大したものだよ。グラブOCは(ヘッドコーチ/HC、マイク)マクドナルドと同じように、俺たちにしっかりと指示を出してくれた。雰囲気作りがうまい。彼はすごく期待してくれている。俺たちも基準を高く設定している。彼は素晴らしいプレーを考えているよ。早くフィールドに出て、それを世界に見せつけたいけれど、まだ早い。今はまだ早いけれど、その時が来たら、このオフェンスを解き放つのが楽しみだ」とコメント。

さらに、スミスはグラブOCがワシントン大学でローム・オドゥンゼ、ジャリン・ポーク、ジェイレン・マクミラン――3人とも2024年NFLドラフト1巡目から3巡目で指名された――といった複数の武器となる選手を起用していたことが、シーホークスの爆発的なオフェンスを予感させると言及し、次のようにつけ加えている。

「UW(ワシントン大学)やそれ以前に彼がいた大学でもそうだったけれど、彼はいつも素晴らしいオフェンスを作り上げてきた。スキーム的に見ても素晴らしいし、すべての選手にとって助けになると思う。俺たち全員がそのスキームにうまくはまるはずだ」

シーホークスの攻撃陣には、昨シーズンに得点(17位)と獲得ヤード(21位)でまずまずの成績に終わったスキルポジションの選手たちが戻ってきた。シーホークスはこうした選手層を引き受けたグラブOCの手腕によって、創造性が高まることを期待している。

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